第九話:天邪鬼とツンデレは似て非なるもの ページ11
銀時「別にお前まで付いて来なくて良かったんだぞ〜?Aちゃん、何だかんだ言って面倒見良いんだからさ」
A「フン...それはテメェだろ。あんな事言っといて、さっきからソワソワしてんのが丸分かりだ」
銀時「こ、これは、アレだし、ジャンプ売ってる店さっきから探してんのに見つからないからっ、別にアイツらが心配とかそういうんじゃねーから...!」
A「自分で言ってんじゃねェか」
店先でジャンプを物色しながらチラチラ見てくる銀時にAは顔を顰めた。
A「(心配ですって顔に書いてんだよ)...チッ」
銀時「え?今舌打ちした?したよね?絶対したよね!?」
肩を掴んで揺さぶってくる銀時に脛蹴りを食らわすと悶絶している銀時を置いて歩き出した。
A「何してんだァ?さっさと行くぞ」
銀時「Aちゃんのツンデレも見れたことだし、張り切っていきますかー!...イッテ!!」
背中を向けていても待ってくれるAに自然と口角が上がるのを抑えられずニヤニヤしている銀時に膝蹴りするAだった。
ーーーーーー
(駅ホーム)
新八「ウソぉぉぉ!漫画みたいな展開だ!!」
駅ホームに新八の声が木霊してきたのを聞き付けた銀時はスクーターのスピードを上げた。
銀時「A!しっかり捕まっとけよ!!」
A「あぁ、締め付けといてやる」
銀時「グフッ...!おま、強っ!誰が絞め殺す勢いで抱きつけって言った!?」
A「悪ィな、そういうとこだと思って」
銀時「どういうとこ!?まぁ、いいや...!ほんと落ちるかもしれねーからそのまま捕まっとけェェ!」
Aに文句を言いながらも前を見据えたままの銀時に小さく笑うと前方に見えた新八と先程の少女が目に入った。
ポリバケツに入った状態で線路上に。
A「(アイツら何であんなとこにいんだァ?)」
銀時もそれに気付いたようで新八達へ迫っていた電車の横を突っ切り木刀を構えた。
銀時「ったく、手間かけさせんじゃねーよ!!」
A「よォ」
新八「銀さん!!Aさんも!!」
二人の姿を見た新八が銀時の持っている木刀を見て喜びの表情を一変させた。
銀時「歯ァ食いしばれっ!!」
銀時が振り上げた木刀により新八達が入ったポリバケツが空を舞い、駅の屋根を突き破った。
新八「ぎぃやぁああああ!!」
A「たーまやー」
銀時「Aちゃん、それ打ち上げ花火の時の掛け声だから」
A「言ってみたかった」
第十話:新メンバーは何処も個性的→←第八話:悪い奴程話上手だったりする
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ひー(プロフ) - あんまん(女)さん» コメントありがとうございます。あ、本当だ(笑)今気付きました。特に意図してなかったんですがね。 (2019年6月20日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 夜桜さん» お返事遅くなりました。コナンの方まで読んで頂きありがとうございます!この作品を好きになって頂きありがとうございます!色々考えまして暗いままでいるのは銀魂じゃない!と思い続けていくことにしました!なので、これからもよろしくお願いします(笑) (2019年6月20日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
あんまん(女) - コメント失礼します。タイトルが新婚さんいらっしゃいみたいと思ってしまった。 (2019年6月9日 23時) (レス) id: 93d39c3311 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新ありがとうございます。コナンの方も拝読させていただいてます。私も…最新話読んで立ち直れてません。。゜(ノД`)この作品は大好きなので更新していただければ喜びます…(笑) (2019年6月2日 23時) (レス) id: e3a6416106 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 十夜さん» いつもご覧になって頂きありがとうございます。主人公に煙草...高杉と相対しますね(笑)でも高杉煙草と似合うと思うから良いですね!気遣って頂きありがとうございます...!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました。 (2019年5月19日 21時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひー | 作成日時:2018年10月2日 21時