【銀魂】片想いスタート【高杉晋助】

スタート32 ページ10

『えーと…、それじゃあ今からクラスの出し物を決めたいと思います』
『なにか案のある人、いますかー』



６時間目の総合の時間である現在。
委員になった私たちは前に立ち
そう言うが、答えてくれる人はおらず、クラス中が静寂に包まれる。

なんとも非協力的なクラスだな…と思わず苦笑が漏れた。



『オイ、てめェら。俺は早く終わりたいんでィ』
『なんか案出せ、案』


しかし、沖田がそう言った途端「自分からやりたいっつたんだろー」「沖田くん可愛いー」なんて声が上がってくる。


『私、わんこそばやりたいアル！』


一番に案を出したのは神楽で、その案に沖田は「てめェが食いてェだけだろ。却下」と切り捨てる。
すると、それを皮切りに、次々と「クレープ屋さん」「焼きそば」「お化け屋敷」「執事喫茶」など、たくさんの案が出てくる。




．




『じゃあ、私たちのクラスは喫茶店でいいですか』


多数決によりサクサクと決まった案に、みんな「いいでーす」と返してくれる。

それから、喫茶で出す飲食物係、服飾係、飾り付け係、宣伝係、会計など、色々な役職が着々と決まっていった。

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