第55話「考え事」 ページ5
トッシーが現れてもう1ヶ月が経とうとしている
相変わらずアニメみて
普通に仕事して
子供達の面倒までみて
お前何しにきたの?って感じである
今はAを膝に乗せ、総悟を隣に座らし子供向けアニメをみている
銀時「なぁ、トッシーよ」
トッシー「んー?」
銀時「お前、いつまでここにいるわけ?」
トッシー「んー…」
こう聞けばいつも「んー」とか「あー」しか言わねぇ
どうすりゃ十四郎を蘇らす事が出来るかね
流石に本編みたいに寺門通公式ファンクラブなんて無理だよ?
侍じゃないもの
サラリーマンだもの
子供いるもの
そういやトッシーがいるのは首に付けてるネックレスが原因とか何とか
あれさえどうにかなりゃ何とか出来んのか…
考え事をしていたらいつの間にかAが俺の前に立っていた
眉を下げ何かを心配しているような顔だ
A『………』
銀時「どうした?眠いか?」
くしゃっと頭を撫でてやる
コイツはガキのくせによく周りを見ていらん心配する奴だからな
あんま負担は掛けさせたくない
A『またトッシーどっかにやろうとしてるのか…?』
「また」か…
コイツ等にとっちゃトッシーももう大事な家族って認識したんだろうか
銀時「そんな事ねぇよ?Aはさ、お父さんに会いたいと思わねぇ?」
A『お父さん…?』
銀時「そう。アニメ好きでヘタレたお父さんもいいがニコ中でマヨラーでアホなお父さんにも会いたくねぇか?」
何て
子供に聞いて自分の気持ち隠そうとしてるなんざ俺も相当なアホだな
十四郎に一番会いたいと思ってるのは
俺じゃねぇか
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作者名:憐 | 作成日時:2013年7月15日 23時