【銀魂】子育てパパ【其の弐】 (ページ32)

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第82話「老人テレビ」ページ32

結局、２人で留守番することになって家に戻って何をやるか話し合う
たまは約束通り口出しはしないがやっぱり不安なのか結局３人で家事をしていた
洗濯物をこなし、掃除機で全部の部屋を掃除する
するとリビングにいたAがたまを呼んだ

たま『どうされましたか？』

A『テレビがザーッてなっちまった』

テレビがザーッとは要は砂嵐状態
付かなくなったらしい
テレビも変え時らしいからな
最近は正常に機能しなくなってきてんだ
普段は叩いたら治るが、たまはそんなことはしない
機械と会話ができる能力をいかし、故障の原因を探る

A『わかった？』

たま『はい、このテレビはご老人、長い間頑張ってきましたが、もう長くはないようです』

総悟「死んじゃう、てことですかい？」

たま『はい、残念ながら』

アナログ時代から今まで生き抜いたやつだからな
するとAがテレビにポンポンっと叩いた

A『おつかれ、テレビ』

最後の別れみたいになってるけどそのテレビにはもうちっと頑張ってもらうから
まだ別れじゃねーから
普段やらない仕事にさすがの２人も疲れてきたようだ
洗濯に掃除、小さいこいつらにとっては大人より疲れるわな
こっちもそろそろ終わりそうなので帰る支度をする
十四郎はもうヘロヘロ、泊まり込みでだいぶ追い詰められてたらしい
睡魔で半分やられている十四郎を担いで階段を上がる

銀時「たでーま」

たま『あ、おかえりなさい、銀時様』

銀時「おー、たま、ありがとな。どうだった？ちゃんとしてたか？」

たま『はい、お２人とも頑張っておられました』

銀時「そうかい」

２人寄り添って眠る姿を見てつい顔がニヤついた
ありがとよ、２人とも