第54話「駄々っ子」 ページ4
十四郎がトッシーになって数日
相変わらずトッシーに変化はなく仕事で失敗はするものの案外普通の生活を送っている
ただ一つ問題が
トッシー「さーかーたーしっ坂田氏坂田氏っ」
銀時「んだよ、しつけーな」
トッシー「ねぇ、坂田氏ィ…拙者これ欲しいでござる」
甘えた声で美少女フィギュアが載ったチラシを見せてきた
銀時「駄目だ」
トッシー「えーっ、いいじゃないか!一つくらい!」
銀時「駄目だ」
トッシー「ケチ…」
銀時「あのな…お前のオモチャなんか買う金ウチにはねーよ、無駄遣いとかしてらんねーの」
トッシー「やだー!拙者これ欲しいでござるー!」
銀時「うるせェ!」
騒ぎ立てるトッシーのケツにひと蹴り
ソファに倒れ込み拗ねる
すると総悟がやってきて
総悟「なにないてんでィトッシー」
トッシー「泣いてないよ…」
総悟「大人はないちゃダメなんだぜ」
珍しい
あの総悟が人を慰めるなんて
中身が違うからか何なのか
トッシーの頭を撫でている
A『トッシーおもちゃほしいのか?』
トッシー「可愛い女の子が欲しいでござる」
ちょっと危ないぞ、その言い方は
A『オッケー、ちょっとまってて』
何を理解したのか
Aが自分の部屋に戻り何かを持ってきた
それは
A『これ、かしたげる』
トッシー「……何でござるか」
A『リカちゃん』
ブルーのドレスを着たリカちゃん人形
それをトッシーに差し出しにっこりと笑った
トッシーはそれを受け取り大事そうに抱えて
トッシー「ありがとう」
こちらもにっこりと笑った
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作者名:憐 | 作成日時:2013年7月15日 23時