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第77話「いくら料理に愛情込めても味は変わらない」 ページ27

地下に存在する男の楽園吉原桃源郷
ここはその言葉の通り、女と酒を飲んだり遊んだり、浮き世の事なんて忘れ去って幸せになる所
俺だってたまには遊び呆けたい時もある
十四郎やガキ達には内緒でたまに遊びに来る
といっても、遊びに行く店っつーのはいつも決まってる

「あら、銀さんいらっしゃい」

銀時「よう、日輪」

日輪「また来てくれたのかい?あの子も喜ぶよ」

銀時「そういや、アイツ何処行ってんだ」

日輪「あぁ、ちょっとね…」

銀時「?」

日輪が苦笑いする
そして案内されたのが店の中の台所
そっと中を覗いてみると
本を片手にエプロン姿の月詠がいた

銀時「何だありゃ、何料理なんかしちゃってんのあのアバズレ」

日輪「それがさぁ、昨日晴太が月詠のご飯が食べたいって言い出してね。料理できないくせに作るって晴太に言っちゃったのよ」

なるほどな
この際だからついでに女磨きしろって日輪に言われたんだろ
アイツレシピばっか見て大丈夫かアレ
上手くいかずに諦めたのかエプロンを外してこっちに向かってきた
ヤベッバレる

月詠「そんな所で何をやっとるんじゃ」

日輪「心配だからさ…あ、そうだ月詠。銀さんに料理教えてもらえば?」

月詠「はぁ!?」

日輪「ほら、銀さん料理上手いでしょ、意外と。ね、お願い銀さん。この子一人じゃ危なっかしくてさ」

まぁ、確かに危なっかしいっつったらそうだけど
1対1でこいつにモノ教えるなんて俺の身が保つか

日輪「じゃ、そういう事だから月詠、しっかりやるんだよ。晴太も私も楽しみにしてるからね」

そう言ってさっさと店の方に戻っていった
ったく…や、やらなきゃいけない感じ?これ

銀時「じゃあ、まぁ……やるか」

月詠「そ、そうじゃな…よろしく頼む」

そっからまた料理再開
できあがる頃には俺の命あんのか
そうだ、クナイ禁止にしよう

第78話「再び作者が土方可愛すぎて死にそうなので代わりに銀時に愛でてもらう」→←第76話「テレカクシ思春期」



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作者名: | 作成日時:2013年7月15日 23時

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