【銀魂】子育てパパ【其の弐】 (ページ14)

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第64話「妬かせたい衝動が出た」ページ14

たまたま俺一人でスーパーに買い物に行き、その帰りのこと
少し離れた道を若い男女が仲良さそうにあるいていた
女の方は明らかにテンションが高く
今からデートでもするんだろうかとじっと見てみると
男の方はなんだか見覚えがあった

銀時「……十四郎？」

女に腕組みをされて歩いていた
向かう先は少し高そうなホテル
俺の全機能が停止した
そっから猛ダッシュで帰り
玄関に鍵をしてチェーンまで付けた

総悟「どうしやしたー？」

銀時「なっ、何も！俺何も見てないよ！」

総悟「へ？」

まだ落ち着かないでリビングをうろうろしていたら携帯が鳴った
十四郎からのメールのようだ
えっと、何何
「今日は帰れないかも」………
思いっきり携帯を床に叩きつけてやった

A『かーちゃんどうしたんだよー、ケータイなげちゃだめだろ』

銀時「もう！A！総悟！飯食いに行くぞ！」

総悟「ハンバーグ！？」

A『やきにく行きたーい』

銀時「好きなもん食えコノヤロー！」

急に晩ご飯作るのがめんどくさくなって
子供達を引き連れ３人で近場の焼き肉屋に行った
どーせ十四郎帰って来ねーし贅沢してやる
何故かイライラしてる自分にイライラしてめちゃくちゃ食って飲んだ
そして帰宅後、子供達が寝た後にまたリビングで飲んでいた
もうやけ酒
携帯が鳴りだし、誰かも確認しないまま電話を出た

銀時「もしもし～？ヒック…」

土方『銀時か、つーかお前飲んでたのか』

銀時「あん？とーしろーかよ、今かわいこちゃんとホテルなうなんだろー」

土方『何でお前それ知って…』

否定しないのかよ
何だよ

土方『それで、帰りは明日になる。銀時、聞いてるのか？オイ』

銀時「…否定しろよ」

土方『は？』

銀時「お前なんかもう帰ってくんなマヨネーズ野郎っ！」

ブチッと切って携帯を投げ捨てた
女じゃあるめーし
こんな事でヤキモチなんか妬いてる自分が腹立つ
そりゃあ健全な男なら女とにゃんにゃんしてぇだろうさ
でもさ
ちょっと、ショックかも
ソファのクッションに顔を埋めそのまま眠った