【黒子】赤司家の妹がグレました。

No.04「お前は人の話を聞けない程低脳なのだな」 ページ5

や、やべー...あれ絶対F組の子たちッスよね

初めて見た...



あ、でも赤い髪のロングヘアの子可愛い

......誰かに似てるような、？



｢F組の女の子かなあ。みんな美人さんだね｣

｢桃っち、見る所そこッスか？｣


ひときしり怒鳴り終えた教師が去る。
同時に、赤司っちの足が地面を蹴った
え、女の子の腕掴んじゃってるッスよ、知り合いッスか？








「…赤司の恥となる行動は慎めと何度も言ってきただろう」

「サイッアク…見てたワケ？何、馬鹿にでもしにきた？
優秀な赤司様は、早く部活に戻ったらどうです？」



え、なになに。誰なんスか、その美少女は。どういう関係スか。




「お前は人の話を聞けないほど低脳なのだな。それくらい園児でもできるぞ、園児以下かお前は？

お前のような、妹とも思いたくない程の愚妹と血が繋がってしまった俺の気持ちを考えろ」




「あ、赤司っち…それはいくらなんで」


も、「ほんっとウザイ！アンタみたいな化け物と同じ血が流れてるだけでこっちは鳥肌モンよ
触んな！気色悪い」





い、いやいや君も言い過ぎで…

「って、ん？」

「どうかしましたか、黄瀬君」



「…今、妹って言ったッスか？」

「って事はー、君、赤ちんの妹ー？」



紫原っちが言った瞬間、女の子がものすごい視線で睨んだ

そこにいた、否、赤司っちを除いた他全員がその威圧に怯む



女の子は踵を返すと友人達の元へと駆け寄り、姿を消した









「…赤司、今のがお前の、」

緑間っちが、気まずそうに顔をしかめる






「…双子の妹、Aだ」




………言葉が出ないッス。

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