◇2話目◇ ページ4
『大丈夫です。元々親は四年前に亡くなってますから』
僕がそう言うと、皆は驚いた顔をしていた。
「…じゃあ、お願いしてもいい？」
『勿論。』
という話をして今日の授業は終了した。
そして、ハスキーくんを学校で借りたキャリーケースに入れて電車とバスを使って家に帰る。
僕には広すぎる…屋敷のような家にハスキーくんを入れた。
もう、外は暗いから今日はソファーで寝てもらうことにした。
ハスキーくんをキャリーケースから出し、部屋に入れるといきなりボフンと煙が出て、周りが見えなくなった。
『…怪盗かな？』←
頭に浮かんだのがそれだった
「何故怪盗！？へんな考え方するね君！」
…目の前には裸の成人男性が居た…。
寒そうだな。←
確かまだ父さんの履いてない下着と服があったはず…と思いながらタンスをゴソゴソしていると、ビンゴ…。若そうなチェックのパーカーとジーンズを発見した。
それをハスキーくんに渡す。
『早く服着な。僕ここで寝てるから』
僕がそう言うと、ハスキーくんは驚きながらも着替えていた。
「ねぇ、驚かないの？犬が人に変わったんだよ？」
『いや、別に。変わったから何？てか、君家どこ。送ってく。』
「へ？なんで？俺ここに住む気でいたけど」
いや、何考えてんのこの成人男性( 'ω')
『はい？君僕の事嫌ってたろ？あと、君にも家があるんじゃないの？』
「シェアハウスだけどね…ここに引っ越してきたら駄目？」
いやいや、何故。可笑しくない？ねぇ、嫌ってたんじゃないの？
「嫌ってたけど…君さ、俺を知らないでしょ？あと、トリミングが上手だったから…君なら大丈夫かなって」
何が？←
「だってさー！シェアハウスの人達皆トリミングヘッタクソなんだもん！前は神経切られて超痛かったしさ！」
あー…なるほど。トリミングが下手くそと。
まあ、初心者ならそれは当たり前だよね。
「それに、君…俺の飼い主でしょ？俺を捨てるの？」
…仕方なく連れてきただけなんだけどね…
ま、いいか。これも何かの運命…または奇跡だろうし、住ませてあげるか。
どうせ部屋も余ってたしね。
という事で、ハスキーくんが住むことになりました
◇
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夜空 - 頑張ってください！(*＞∇＜)ﾉ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 51a07134da (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - とっても面白いですね！更新待ってます！ (2018年2月16日 23時) (レス) id: 9d8ff17ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吟狐 | 作成日時：2018年2月7日 19時
