●23人目○ ページ25
●梨奈side○
…Aちゃんは真冬くんに「死ねばいいのに」なんて言われてどこかに行っちゃった。
可哀想
梨奈「真冬くんのバカ！何であんなこと言っちゃうの！」
まふ「だってあんな失礼な態度とってる彼奴が悪いじゃん」
そら「まふの方が失礼だったけど。」
luz「…なあ、あの屋上に居るん、水侍やない？」
え？
屋上の方を見てみると確かにAちゃんの姿が見えた。
そら「え！なんであんな所に居るの！？」
まふ「僕が死ねばいいのになんて言ったから？馬鹿じゃない？」
『〜♪』
綺麗な声が聞こえてきた。
とっても綺麗な声…つい、聞き惚れそうなそんな声。多分Aちゃんが歌ってるんだと思う。
とりあえずAちゃんのトコに行かなきゃ！
梨奈「私、Aちゃんのとこ行ってくる！もし本当に死のうとしてるなら止めないと！」
まふ「梨奈が行くなら僕も！」
luz「俺も。」そら「おれもー」←
梨奈「じゃあ、行こ！」
私達は屋上に向かった。
●屋上○
梨奈「Aちゃん！」
『…近付かないでと言ったのに。』
静かにAちゃんはそう呟いた
【いつまでAを苦しめれば済むの？】
【Aを傷付けて何が楽しいの？】
Aちゃん以外の声…誰だろう。
まふ「っ！さ、寒気が尋常じゃない」
『当たり前さ。優と心都は幽霊だからね。霊感のない君らには寒気が襲う。この学校にも大量に居て…成仏出来ずに苦しんでいる…。何故イジメなんてあるのだろうか。』
幽…霊…？
【俺は抹殺されたのさ】
【私はこの学校でAと出会ったの。私はこの学校でイジメによって死んだわ】
イジメによって…！？
『…優もね僕と同様に「死ねばいいのに」も言われたの。死ねばいいのにってどれだけ人を傷付けると思う？近寄らないでと言われるより傷付くんだよ？』
確かに
『君らは簡単に「死ねばいいのに」なんて言うんだね。じゃあ、その罪の重さ…感じてみなよ。どれだけ重いのか。』
Aちゃんはそう言い、いきなり屋上を飛び降りた
梨奈「いやぁぁぁぁぁあ！」
屋上には私の悲鳴だけが響いた。
●○
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
抹茶 - ども…2020年なんですが…もう更新は…( ; ω ; )ﾌﾞｫ (2020年12月17日 18時) (
レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ハッピーエンドになってほしい！ (2019年9月2日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
グリティ(プロフ) - とても心に響きます。感情移入しちゃうくらい！更新待ってます。陰ながら活動を応援してます！ほんとはもっと伸びてほしい気持ちで山々なんですけどね笑 (2019年3月21日 17時) (レス) id: f27ee564b7 (このIDを非表示/違反報告)
グリティ(プロフ) - 虐められてきた、私からすれば本当にその通り！お人好しだなーとかそんな早く心開けないよ！とか、信じるの早くない？とか許せるわけないじゃん！とか他の作品だと失礼だけど思ってしまうのに、この作品はピンポイントでどストレートについてくるので、 (2019年3月21日 17時) (レス) id: f27ee564b7 (このIDを非表示/違反報告)
私だ - 自分のペースでいいので更新おなしゃす (2018年7月24日 0時) (レス) id: afde7bfb09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：吟狐 | 作成日時：2017年10月27日 21時
