●10人目○ ページ11
●カンタside○
除霊完了と言っていたから、終わりかと思っていた。
だけど…
『っ！ごめん、嘘ついた。もう一人居るわ…厄介なの。』
いきなり狐にゃさんが何かに反応した
【ドケ】
まだ…何か居る…
恐ろしい何かに反応した狐にゃさんが僕らの方に向かって何かを渡してきた。
カンタ「何ですか？この黒い石」
『─オニキス─魔除けに使われる石で、それは幽霊も嫌う。だから、アイツは君らに近寄れないよ』
狐にゃさんの顔は先程ののほほんとした顔ではなく、珍しく焦っている顔だった。
『ねえ、さっさと出てきなよ。君はココに残って何するつもり？』
【オマエハダレダ】
『僕は狐にゃさ。霊媒師…または除霊師。』
【オレヲ除霊スル気カ！】
『当たり。君は彼等に害を及ぼしそうだからね。』
【フザケルナ！オレハオマエミタイナヤツスグニコロセル！】
『本当はこんな事したらダメって分かってるから脅してるだけ、なんでしょ？そういうの…要らないよ。』
【ウルサイ！オレハコイツラニ復讐シテヤルンダ！彼女ヲトラレタ怨ミ！ココデ果タスンダ！】
彼女を取られた？僕らはそんな事はしない。
『取られたって…それは彼女が水溜りボンドさん達のファンになったとかじゃなくて？』
【カンタノ彼女ニナルッテイッテオレハフラレタンダ！】
なぜ俺←
【ダカラ復讐シテヤル！】
『…それはさ、彼女の方が悪いと思うんだ。
カンタさんの彼女になるって言って君のことを振ったんだろう？なら、その彼女さんは言い方悪いけど誰の彼女にもなる資格は僕は無いと思う。そう男の人を取っかえ引っ変えするような人…君は別れて正解だと思うんだ。だって、結局は中身を見ないで判断しているって事だろう？そんなの…誰の隣にもいる資格無いと思うんだ。』
確かに、誰の隣に居る資格無いね。
俺も元カノがそういう人ならそう言うもん。
『ね？』
【タシカニ…。ジャアオレハ中身ヲミラレテナカッタノカ】
『多分ね。僕も本当かどうかは分からないけど…。』
そう言って狐にゃさんは微笑んだ。
●○
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抹茶 - ども…2020年なんですが…もう更新は…( ; ω ; )ﾌﾞｫ (2020年12月17日 18時) (
レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ハッピーエンドになってほしい！ (2019年9月2日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
グリティ(プロフ) - とても心に響きます。感情移入しちゃうくらい！更新待ってます。陰ながら活動を応援してます！ほんとはもっと伸びてほしい気持ちで山々なんですけどね笑 (2019年3月21日 17時) (レス) id: f27ee564b7 (このIDを非表示/違反報告)
グリティ(プロフ) - 虐められてきた、私からすれば本当にその通り！お人好しだなーとかそんな早く心開けないよ！とか、信じるの早くない？とか許せるわけないじゃん！とか他の作品だと失礼だけど思ってしまうのに、この作品はピンポイントでどストレートについてくるので、 (2019年3月21日 17時) (レス) id: f27ee564b7 (このIDを非表示/違反報告)
私だ - 自分のペースでいいので更新おなしゃす (2018年7月24日 0時) (レス) id: afde7bfb09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吟狐 | 作成日時：2017年10月27日 21時
