ムサシside ページ33
そんな事もやってたなと思い出に浸りながら
酒の買い出しに行くとスマホがなった
画面を見ると「半田桃」と出ていた
『もしもし?』
半田『緊急事態だ!手短に話す!』
珍しく焦った口調で嫌な予感がした
レイ?ジューゴ?どちらかに何かあったのか?
半田『今!レイが吸血鬼化している!上空にいないか調べてくれ!ジューゴはレイと一緒にいる!頼んだぞ!』
そういうと俺の返事を待たず切られてしまった
ぞわりと嫌な悪寒がした
なんで?なんでこうなった?
今世では
俺がいないとこでなんでそんな事になってるんだ?
頭の中でぐるぐると思考が回る
『……ッ!レイ達を探さなきゃ』
あの時みたいに手遅れになる前に
今度こそ、あの笑顔を失わないために
翼を出して空に飛んだ
空から見ると退治人や吸対の奴らが懸命に探しているのがわかる
すると前から同胞の気配を感じた
遠目からでも分かる……レイだ
『レイ!!』
15『ッ!?ムサシ!!?』
ジューゴがレイにお姫様抱っこの状態で抱えられてるのが見えた
ジューゴが落ちないようにしっかりと捕まえてある
まだレイの意識がわずかながら残っている証拠だ
俺は勢いよくレイ達に飛びつき行動の制限を試みた
レイ『……ッ!?ぅぅぅ』
レイの様子がおかしかった
15『さっき変なクスリ入れられたんだ!注射器で!』
するとレイは一瞬の隙をつき
ジューゴを俺に渡してきた
15『ッ!?レイ!!』
俺はジューゴが落ちないようにしっかりと受け止めたが
レイは意識が朦朧としてる中どこかへ行こうとしていた
『待ってくれ!レイ!!』
すると強い同胞の気配がこちらに来た
レイも同胞の気配に気づいたのか動きを止めた
?『全くドラルクから知らせを聞いて来てみれば』
15『アンタは……ドラルクさんとこの親父?』
?『ドラウスだお嬢さんには以前世話になったからな』
15『新宿で迷子になってたドラウスさんか!?』
ドラウス『言うんじゃない!///全く少し彼女は催眠もかかっている』
『催眠…!』
クスリの効果か?
するとドラウさんは猫騙しをレイにやるとレイは気を失い落下しそうになったのをドラウスさんに支えられていた
ドラウス『まさか君の彼女だったとは』
『……どこかであった事ありましたっけ?』
ドラウス『まぁ君が小さい頃だったから覚えてないのも仕方ないさ』
『?』
ドラウス『君の母君ドは古い仲でね』
『俺の母は今タピオカ店やってますけど』
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作者名:笹 | 作成日時:2022年8月10日 22時