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「あんた……銀鎌組の者か？」
ここでしらばっくれてもしょうがない。
シロが言っていた探偵というのはこいつの事だろう。この探偵に知られる前から世間には名が知られており、父の代、いやその前から目を光らされている。
「そうだけど、よく分かったね。歴代の調査から見つけたのかい？」
「まぁな。名は何と言う？」
「そこは把握していて欲しかったね。裁決の酒さ。アンタは？」
「周りからはMr.リーズニングと呼ばれている」
お互い、本名は出せないといったところだね。
「探偵さんがアタシに何の用だい？資料なら無いよ。もう渡しちまったさ」
銃口から1歩後ろへ。マントを翻して何も無いということを確かめさせる。
「随分と肝の据わった人だね。こんな大量の肉塊を前にして少しも怖気付かないなんて」
恐らく……そういう血みどろになるような場に立ってきたのだろう。
服で見えないが、多分元軍人とか？殺気が隠しきれてないよ。
「何か大きな事件を追っていることくらい分かるさ。あの孤児院に関係してることだろう？
例えば、行方不明者の親御さんが子供を見つけてくれとか？」
「当時孤児だった奴等に親がいると思うか？」
「あー、そうだねぇ。でもそれは警察の役目じゃないかい？
警察は無能だよ。こんな女1人捕まえられないんだから。……じゃ、失礼するよ」
「待て」
「待つなの！」
探偵の声も聞かずに肉塊を踏み分けて去ろうとすれば、別の声が私に牙を向ける。
女？ん、子供かい？見た目からして同じ探偵なんだろうが、幼いじゃないか。
「お嬢さん、そんな物騒な物構えてちゃダメだよ。
構え方もなってない、人の殺し方も知らないような人間は銃じゃなくて飴でも転がしているべきさ」
「っむぐぐ！？！？」
向けられた銃を片手で下に下ろし、包み紙ごと女の口に飴を押し込む。
さぁ、ここは他に任せて帰ろうじゃないか。
あの子の為にも早く帰ってやらなくちゃね。
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白狐-bilyakko-(プロフ) - 【湖の宝石】さん» でも、読んでて楽しかったです！それだけは正直に言います！ (2021年9月23日 18時) (
レス) @page4 id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
白狐-bilyakko-(プロフ) - 【湖の宝石】さん» 前作でコメント返せなくてごめんなさい！まぁ、あの、理由があって返さなかったんですけれども(^_^;) 決して反応楽しんでたとかそんなんじゃないですからね！？ あと、迷推理ではなく名推理です！これからもどうぞよろしくお願い致します！m(__)m (2021年9月23日 18時) (レス) @page4 id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - なるほど…登場した人達がわかってスッキリしました。時々正解しててちょっと喜んでる自分がいますw 更新頑張ってください (2021年9月23日 18時) (レス) @page2 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐-bilyakko- | 作成日時：2021年9月22日 21時
