「魚料理何がお好きですか?私は刺身が好きです」 ページ4
海老名「そうあいつに会うまでは―――
――――――――――
そいつはいつの間にか池のほとりにいたんだ
何にもせずにただずっと池眺めてたんだよいつも
俺も最初は隠れてたんだがそのうちバカらしくなってな
海老名「お前いつもそこで何やってんだ?」
娘は俺を見て少し驚いた風だったが…
少女「部屋に居ても1人だからつまんなくて
どうせならここで1人でいようと思ってたんだけど2人だったんだね」
娘は肺を患っていた、人にうつる病だ
腫れ物扱いされて部屋に隔離されていたところを
忍んで出てきてたのさ
誰でもいいから話相手が欲しかったのさ俺もアイツもな
それからアイツと語る時間だけが俺の生きる時間になった
たわいもない話しかしなかったが楽しかったよ
少女「おじさんはいいね」
海老名「何が?」
少女「こんな綺麗な水の中自由に泳げて
私小さい頃から体弱かったから泳いだ事なんて一度もないんだ
一度でいいから自由に泳いでみたいよ透明な世界を…」
海老名「体治しゃいい」
少女「ムリよもうずっとだもの」
海老名「バッカ野郎人生は長いんだぜお前が体治すまで
ここは俺が守っといてやるよ、綺麗なままでな
だからさっさと体治してきな」
少女「分かった、約束だからねおじさん」
海老名「おうよ!」
――――――――――――――――
銀時「約束っつたって何十年前の話だよ?」
海老名さんの話を聞いたあと帰ろうとしたときに
銀時がそんなことをポツリと呟きました
新八「さあ?でも乗ってきた船があんなになるくらいですから
少なくともその娘さんはとっくに…」
確かにもう何十年と月日は経っている事でしょうね
銀時「酔狂にも程があるぜ付き合いきれねえや」
と言いながらほっとけないのが銀時の良いところなんですけどね
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤いエンジェル - 皆さんお久しぶりです。少々迷走したのでいつも通り原作通りに進めていきますね。夢主の過去はまたの機会に書きます (10月19日 10時) (レス) id: c5010aa71b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤いエンジェル | 作成日時:2023年6月2日 22時