ジュウロク ページ16
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未だに私を見続けているであろう後ろの2人。痛いほど視線が突き刺さる。そして目の前にいる気怠げな銀髪さんと人間をかけたメガネさん。
メガネ「っておいいい!!!!誰が人間をかけたメガネだコラァぁあ!!」
A「あっ、ゴメンナサイ。お隣失礼いたしますね、Aです。」
メガネさんの横に座るとこっちを見る二つの視線と新たに誕生したもう一つの視線にぶつかる、うん怖いなにその目死ぬの?ねぇなに死ぬの私は。
A「人間をかけた…じゃなくて、メガネをかけたメガネさん、お名前は?」
メガネ「いや、それ変わってないから。むしろなんか酷くなってるから。まぁもういいや、志村新八です。」
A「えっっ妙さんの弟さん?!!」
新八「そうですよ、いつもお世話になってます」
A「いやいやこちらこそ!」
銀時「ね、銀さん空気なってない?てかなんでメガネの隣?」
A「アッ、イヤベツニ」
だめだ、顔が赤くなる。そんな私を不思議そうに見つめる新八くんとニヤニヤと見つめる銀時さん。
そして不機嫌そうなおふたり。いやまだ見てんのかい
銀時「もしかしてAチャン意識しちゃってる?」
A「イエゼンゼンソンナコト」
銀時「なら隣来いよ、銀さん寂しいなー」
有無を言わせない鋭い瞳、何故かでてくる「銀さん以外と独占欲つえーから。」と言うフレーズ。意を決して隣に座ると銀時さんは満足そうに私の肩にかかる髪をかきあげて衝撃の一言。
銀時「おー、綺麗に残ってんな。つーか隠すなって言っただろコレ」
その瞬間顔真っ赤にしてぶっ倒れたメガネ。そして私と銀時さんの間から出てきた真剣、びびりながらも振り返ると瞳孔がん開きで土方さんみたいになってますよそ、そ、総悟くん!!するとさらに瞳孔がっぴらいて鬼のようなお顔をしている土方さんは銀時さんの方に真剣を向けていた。
あ、ダメだこれ。
沖田「Aそいつァどーゆうことでィ」
ぎんぎらぎんに光る赤い瞳が私を捉えて離さない。私の口からはなにも出て来ずそれを察したであろう土方さんは銀時さんに問う
土方「おい万事屋ァどー言うことだ」
銀時「どー言うこともなにも見りゃ分かんだろ、そーゆうことだ」
3人の間の空気は今にでも人を殺してしまいそうな雰囲気だ。その時現れた救世主
妙「オイコラおめーらぁ、誰の店で暴れとんじゃボケェェエ!!」
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nami - とても面白かったです。続きがぜひ見たい!!! (2022年8月2日 9時) (レス) @page21 id: 6e23f91cf4 (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年5月8日 18時) (レス) @page21 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎゅうにゅう | 作成日時:2022年4月11日 1時