第二話 三兄弟、曇天に立つ ページ3
脱走不可能な湖の監獄
日本最大の湖
琵琶湖の中の巨木の監獄
高い壁と水で囲まれた檻は未だに脱走者を出さず
罪人にとって
煉獄の住処となる
？)琵琶湖の真ん中に監獄とは政府も思い切った事考えたが代々それの橋渡しをする
俺等曇家の事も気遣ってほしいぜ
？)ぜー
？)もう少し給料上げてくれねぇと生活厳しいんだけど
？)どー
バシッ ガッ ゴ
？)うーらどうした腰が引いてるぞ
稽古だからって手ぇ抜いてんのか
？)うるせぇ！
？)相変わらず踏み込みが甘いな
剣に体重が乗ってねぇぞ
？)ならっ これでどうだ！
？)甘いって
バシッ
？)グゥ
？)ぶわっはっは
は は は
お兄様に勝とうなんざ百兆年早ぇえー！
この男 曇神社曇家 長男
天火
次男 空丸
空丸)たかが稽古だろ
天火)弱ぇ弱ぇ！！
ホントお前はぶんぶん刀振り回すしか脳ねぇなぁ
空丸)ーーーーーーっ
天火)お前の刀は軽いんだよ
そんなんじゃ罪人どころか誰一人も相手できねぇぞ
空丸)ーーーーくそっ
？)天兄ィｰｰ!!!
天火)おーう
三男
宙太郎
宙太郎)オイラも！オイラも稽古付けて！！
天火)いいぞー俺を褒め称えたらな
宙太郎)天兄強い！ 天才！ カニ頭！
天火)もっともっとぉ！！！
宙太郎)格好良い！ すごいっ
空丸)臭ぇ
？)稽古もいいけど怪我しないでくれよ
居候
金城白子
白子)って遅いか
天火)いやぁハリキッちまった
ボロボロの宙太郎を、よそに呑気な顔をしている天火
宙太郎)天兄！やっぱ格好良いっス･･･
ガクッ
天火)もっといって！
警察)あ あのなんか俺たちまでお茶頂いちまってすいません･･･
曇神社も忙しいでしょうに
白子)俺はここの居候だからお茶くらいいつでも滝れるよ
警察)でも元はと云えば俺達が護送中に罪人逃がしちまったせいで天火さんたちが･･･
白子)迷惑だとか思ってないから気にしないほうがいい
天火)白子茶ぁぁぁぁ
宙太郎)天兄ィ！オイラが入れるっす！
白子)当主がああだからさ
空丸)何 あんたらまだ居たの？
ドキッとする警察達を見つめる空丸
警察)･･･あの実はですね･･･
空丸)まだ逃げた罪人がいる！？
警察)へい護送していたのは一人じゃなくて
警察2)見事に隙をつかれ逃げられました
空丸)早くいえよ
あんたらそれでも警官か
天火)そうか･･･
その失態上官には知られたくないだろう
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★九尾★(プロフ) - 、さん» すいません！外すの忘れててご忠告ありがとうございます (2018年2月8日 20時) (
レス) id: 706fc2b23d (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月8日 19時) (レス) id: 73b31c3ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曇 九尾 | 作成日時：2018年2月5日 22時
