私は自販機じゃないですよ先輩! ページ8
『まったく…私はポイントの自販機ですか…まだお金貰った方が得在りますよ。』
「お前身軽だから有利じゃん。」
『容赦なく鉛弾打って来るのは誰ですか。』
まあほとんどが三輪なのだが…
『ていうか何度も言うよう、私はB級昇格したばっかなんですよ。少しくらい負けてくれたって良いと思いますけどねー』
「いや、お前面倒くせぇ戦法使うからな〜。」
『私はAの人達とは相性悪すぎなんですよ。菊地原先輩とかなんですかアレ。私の長所活かせませんよアレ。何ですか強化聴力って。すぐ気付かれてやられるんですけど。』
Aはソファに飛び乗るとグッと伸びをした。
『ていうかこの前狙撃手に中距離戦で負けましたよ。』
「マジで?それはヤバい。」
『あはは、死んでください。その前に結構トリオン削られてましたし。相手は風上にいたし分からなかったんです。
ネイバーなら動きがワンパターンで楽なんですがねぇ…』
「んで、その狙撃手って誰?」
『あ、奈良坂先輩です。』
「マジか。」
「まだその事根に持っていたのか…?;」
『いーえ。次は狙撃手勝負で負かすんでいいですよー。』
「お前じゃ無理だろ。」
『殺しますよ米屋先輩。てか私戦るなら出水先輩がいいです。』
「はぁ!?なんで!」
「お、戦る?」
『やるなら射手勝負久しぶりにやりたいです。それに米屋先輩って槍だから戦いにくいんですよね…』
「おっしゃ。決まり‼さっそく行くぞ‼」
出水はAを抱き上げるとロビーへと走って行った。
しょんぼりと項垂れる米屋を見る三輪と奈良坂。
米屋との試合は引き延ばしになった。
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因みにですね、主人公ちゃんのモデルとなっている獣はあくまでも「狼」なので尻尾は猫の様に細いのではなくフサフサしている毛です。
行動が完璧に猫なだけです(´▽`)
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作者名:照昇 x他1人 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu
作成日時:2016年4月2日 17時