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緑川逃亡。 ページ7

「Aー、またランク戦‥‥え…」



部屋に入ってきたのは緑川だった。





緑川は一瞬フリーズしてから




「失礼しました。」



パタン…


扉を閉めた。




・ ・ ・ (´・ω・`)







『待ってぇぇぇ‼‼』


ソファから跳びあがったAはドンドンを扉を叩き開けようとする。



それは反対側から阻止する緑川。




「ごめん!ランク戦また今度でいいから‼」



『嫌だあああ‼助けてぇ‼』





「嫌!流石の俺だって4人相手に勝ち目ない事くらい分かるよ‼;」




『三輪先輩と奈良坂先輩は大丈夫だからあああ‼』



「よねやん先輩といずみん先輩だけでも普通に無理‼」



『私もトリガーを起動して戦うからあああ‼』

「無理‼お前B級なりたてだろ!それにお前の戦闘スタイルは俺と相性悪いし!」

『迅さん呼んでえええ‼』


「迅さんもう玉狛帰っちゃった‼」

『じゃあ風間さん呼んでよおお‼』


「風間隊今防衛任務‼」




『やっぱ助けて緑川さああん‼』




「ほら〜、煩くしちゃダメだろ。」


『にぎゃ‼』

再び尻尾を掴まれて曇った声をだすA。


その隙をついて緑川逃亡。



『先輩は、後輩には優しくしなきゃだめですよ‼』


「じゃあ後輩は先輩の言う事聞かなきゃな。」



『!』



何か思いついたAは2人から離れ



獣体になる。



そしてすぐに戻った。






「いや、何したの。」




『ははーん、私はもう眠くなったので寝ます‼ではおやすみなさい!』


三輪の上に乗って蹲った瞬間



ギュウゥ…!




『ッ‼』


今までの比にならない程の力で握られた。


Aの目が覚醒した。




『ひぐ…ね、寝れない…!』


また襲ってきた睡魔に眠りにつこうとすれば起こされるの繰り返し。




『ぃだい‼…これもうごーもんです‼』




「なー、ランク戦やろうぜ?」



『ぅぐ…‼分かった…分かりました‼



戦るんで放してください‼』


背に腹は変えられない。やけくそで叫ぶA。





「三輪、これはもはや脅迫ではないのか?」((

「…そうだな。」((






Aは痛みの残る尻尾を抱えて部屋の端で丸くなる。




「あれ、泣いちゃった?」



『泣いてませんよ‼』




ボサボサになった尻尾をぺろぺろと舐めて正す姿に色々とドキッとした17歳組だった。

私は自販機じゃないですよ先輩!→←尻尾は触んな!



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作者名:照昇 x他1人 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu  
作成日時:2016年4月2日 17時

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