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番外編なのかな?でもまあ本編ってとっても大丈夫だよ!! ページ19

『…こう、ですかね?』


「違う。もっと腰を引け。」



『あ、なるほど。こうですか!?』


「違う。そんなに引くな。その体勢で撃つと弾が右上に反れる。」




『さっきから引け引くな引け引くなって…‼じゃあどうすればいいんですか奈良坂先輩ッ‼』



今、Aは奈良坂に指導をしてもらっている途中だ。


しかし構えが滅茶苦茶なA。




「お前…今までそれでよく当てれたな。」



『私はあの構えがやりやすかったんです!』

言い切ったAに奈良坂はため息をつく。



「…ならアレに当ててみろ。」

奈良坂の指す方向には


『んー、ハイハイ。あの動く的ですね。』



逆に不自然な程自然に動く的。



『いきまーすよっと。』


いつもの姿勢で撃つA。




しかし



ヒョイ



『!?え…!?』



的が避けた。




「ほらな。そんな構えでは当たるものも当たらない。」


『いやいやいやっ‼今避けましたよ先輩!?あの的自分で避けましたけどッ‼』


必死に指を指して訴えるA。




奈良坂がアイビスを構える。




ズドンと発砲音。



黒い動く的からはでたのは…





『は、え!?トリオン!?』


出るはずのないトリオンがあふれ出した。





「もういい。」

奈良坂が的に声をかける。



的の後ろからは


「あー、撃たれるだけってのも楽じゃねぇなぁ…」

『は!?』

米屋が登場。




通りかかった飲み物を飲んでいた隊員が噴き出した。





「つか奈良坂、ホントに当てんのかよ…トリオンは貴重なんだぜ?」



「すまない。」


悪気はなさそうに言い放ちAの方を向く。



「何故的に俺の弾は当たってお前の弾が当たらなかったか、分かるか?」
「おい、的って言い方やめろ。」



『そりゃぁ…奈良坂先輩がチートだから…?動く的にも当てられるに決まってるじゃないですか…?』
「おい、だから的ってやめろ。」


米屋の言葉を無視して奈良坂は首を横に振った。


「違う。相手に場所がばれている場合お前の構えは素早い相手には当たらない。」



『え、何でですか?』



「お前の構えは撃つ方向と同じ方の腕が上がる。」



『つまり…右に撃とうとしたら右腕があがるから撃とうとしている位置バレバレって事ですか?』


奈良坂は頷く。




「その構えに慣れているお前には直すには少し時間がかかるが…やるか?」


『はいっ!』

簡潔な答えと質問にAが大きく頷いた。





「え、俺空気?」((

終わり ログインすれば
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作者名:照昇 x他1人 | 作者ホームページ:http://ginngatannpennsyuu  
作成日時:2016年4月2日 17時

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