二十九話 ページ33
「…あ､の…社長､其の人…何処で拾ったんですか？」
「うちの会社の前で倒れてた､人目もあるしとりあえず此方に連れてきた」
訳ありだろ､と云って社長はシグマ君の顔を手拭いで拭きソファーに寝かせた
待って本当に此れは予想外だって
時間軸どうなってるの？
明らか異常をきたしてるよね､だってシグマ君は元々頁によって生まれた存在なんだし
でも今目の前にいるシグマ君はちゃんと本物っぽいし…
悩み乍も寝ているシグマ君の傍に近寄り､そっとほっぺたをつついてみる
…うわ､ぷにぷにだ
「ちょっと､Aちゃん止めなさい」
「あっ､すみませんつい…でも凄いぷにぷにですよ」
「感想は聞いてないわよ」
マネさんに止められるも､シグマ君のほっぺたの感触が気持ち良すぎて触るのが止まらない
赤ちゃんかって位柔らかくて羨ましいなぁ…流石3歳児
「ゔ､…うん……ッ!?」
「あっ､やば起きた」
暫く夢中になってつついて伸ばしたりむいむいしていると､自分のほっぺたに触れる何かの存在に気が付いたのかシグマが目を覚ました
一寸触り過ぎたかな？赤くなっちゃってる
「なっ…!?お､お前達誰だ!!其れに此処は…」
目を覚ました瞬間､シグマ君は私達を見てズザザッとソファーの端に逃げた
警戒しているのか､躰を隠すように縮こませ必死に睨みを効かせる姿は何処か野良猫を想像させる
「此処はアイドル会社カレンダーの事務所だ､何故かは知らんが会社の前で倒れてたお前を俺が見つけて此処に連れてきた」
そんな彼に､社長は事の経緯を軽く説明した
説明した途端､シグマは驚いた顔をすると申し訳無さそうに視線を落し､然し直ぐに視線を上げ私達に向かって口を開いた
「そ､そうなのか…すまない､怒鳴ってしまって」
「気にしてねぇから謝んな､誰だって此の状況は勘違いするわ」
そう云って社長はニカッと人当たりの良い笑みを浮かべ乱暴に彼の頭を撫でた
は〜？？？何シグマ君の頭撫でてんの羨まし
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?*｡?神??*｡(プロフ) - すごく関係ないと思いますが、立原くん…いい嫁になるよ（？） (5月5日 16時) (
レス) @page30 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 其れでも､私はこの作品を完成させたいと思っていますし一応ネタのストックもまだ沢山あります｡私自身高校生で忙しいのもあり更新が遅く少しずつしか書けない状況ではありますがどうかこの作品を好きでいる皆様､気長に更新を待ってもらえると幸いです｡ (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 天然石さん» 更新止まったままですみません､元々私が飽き性で物事を続けるのが苦手なのもあり中々更新が進められず手詰まり状態でした｡正直ここまで続くとも思って無くて最早この作品が30話程埋まっているのが奇跡に近いです (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - ずっと更新止まったままなのですが (1月1日 11時) (レス) @page36 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
雨音 淡桜 - すみませんが、もしかして「魔入りました！入間くん」ご存知ですか？番外編の文章が酷似していたので……。私も入間くん大好きなんです！ (12月20日 22時) (レス) @page30 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道影 | 作成日時：2023年8月14日 0時
