二十五話 ページ27
「こんな僕に気付いてくれるなんて…嬉しいなぁ…!!」
そんな台詞と共に､修哉はAの前に現れた
「…自惚れないでよ」
「自惚れてなんかないよ､此れは確信だからね」
「ゲホッ､確信？」
何故か自信満々にそう云い切った修哉
その目は先程と変わらず暗いままで､何を映しているのか判らない
だが今は興奮しているせいなのか､やけにその瞳がギラギラと輝いているように見える
…怖い､でもこのタイミングを逃したら二度と会えないかもしれない
「そうさ､確信さ!!だって君はあの時僕を見つけてくれたんだから!!きっとそうに違いない!!」
「…あの時？」
思わず聞き返すと､修哉は嬉しそうに笑い胸に手を当て私に叫んだ
「Aちゃんは覚えてないだろうけど…僕は3年前のあの日､確かに君に救われた!!あの時!!あの瞬間に!!…その日から僕はずっと君だけを見ていた!!君だけのものでいた!!…此れは運命なんだよ､Aちゃん!!」
「なのに…どうして僕を拒むの？」
「ッ､」
そう云って心底不思議そうに首をかしげる修哉
…これ思ったより拗らせてるタイプの人だな
何度かこういう人は絡まれた事あったけど､この人はその中でもダントツでヤバい
とりあえず､3年前私はこの人を何らかの形で扶けたことがあったのか…
嫌な汗が一気に吹き出る感覚が再び私を襲ってきた
「ねぇ､答えてよ…僕を此処まで堕としておいて今更違うだなんて云わないよね？」
そう云って､彼は私の腕を引き寄せ縋り付く様に優しく私を抱き締めた
「君だけなんだ…僕は､君だけが頼りなんだよ…」
ぞくりと鳥肌が立った
…駄目だ､この感覚は
思い出したら､駄目だ
「だから…お願い､どうか」
ひゅ､と一瞬呼吸が止まった気がした
聞きたくない､ただそれだけが私の脳内を支配し､何も考えられなくなった
…それはほんの小さな抵抗だった
「…異能､力」
"仮面の告白"
その瞬間､世界が暗転した
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?*｡?神??*｡(プロフ) - すごく関係ないと思いますが、立原くん…いい嫁になるよ（？） (5月5日 16時) (
レス) @page30 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 其れでも､私はこの作品を完成させたいと思っていますし一応ネタのストックもまだ沢山あります｡私自身高校生で忙しいのもあり更新が遅く少しずつしか書けない状況ではありますがどうかこの作品を好きでいる皆様､気長に更新を待ってもらえると幸いです｡ (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 天然石さん» 更新止まったままですみません､元々私が飽き性で物事を続けるのが苦手なのもあり中々更新が進められず手詰まり状態でした｡正直ここまで続くとも思って無くて最早この作品が30話程埋まっているのが奇跡に近いです (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - ずっと更新止まったままなのですが (1月1日 11時) (レス) @page36 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
雨音 淡桜 - すみませんが、もしかして「魔入りました！入間くん」ご存知ですか？番外編の文章が酷似していたので……。私も入間くん大好きなんです！ (12月20日 22時) (レス) @page30 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道影 | 作成日時：2023年8月14日 0時
