二十一話 ページ23
「ッ､は…ゴホッ､ひゅ」
バッと音のした方を振り返ると其処には長身で細身の男が立っていた
「久しぶりだね､元気にしてたかな？Aちゃんが元気そうで良かったよ」
「ゲホッ何､云って…貴方…誰…？」
こんな人､私の知り合いにはいない
咄嗟に､後ろに下がろうとすると壁の感触を背中に感じる
此れ以上下がれない
恐怖がピークに達しているのか､ひゅ､ひゅと過呼吸気味になり視界が涙でぼやける
「嗚呼､大丈夫？部屋が暗いから怖くなっちゃったのかな…其れとも…うーん…」
「ゲホッ､ゲホッ!!」
「!!御免､其れより先に風邪薬を飲まないとだね」
ちょっと待ってて､と云って男は部屋から出て行った
そして直ぐにコップと錠剤が入った袋を持ち､帰ってきた
「ほら､薬だよ…此れ飲んで一旦落ち着こう」
「ひっ､来ないで!!」
「反抗的なのは相変わらずだねぇ…いいから飲んで､じゃなきゃ治らないよ」
そう云って､半強制的に口に薬を入れられ水を飲まされる
ボタボタと口の端から大量の水が溢れると同時にまるで水中に沈められ､溺れているような感覚が全身を支配する
ッ゙､息…できな…苦し…!!
「ッはぁ!!ゴホッゴホッ､ゲホッ!!」
「あは､ちゃんと飲めたね!!偉い偉い!!」
何とか薬を飲むと､男はわしゃわしゃと犬を撫でるように私の頭を沢山撫で始めた
止めろ今必死に酸素吸ってるのに頭を揺らすんじゃあない
余計苦しくなるでしょうが
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
皆様ご心配をおかけしました
漸く熱が下がったので更新再開します!!
更新停止した分､面白い話を書いていくのでどうか宜しくお願いします
そしてコメント欄を見たら温かい言葉が沢山来てて泣きそうになりました…ありがとうございます
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?*｡?神??*｡(プロフ) - すごく関係ないと思いますが、立原くん…いい嫁になるよ（？） (5月5日 16時) (
レス) @page30 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 其れでも､私はこの作品を完成させたいと思っていますし一応ネタのストックもまだ沢山あります｡私自身高校生で忙しいのもあり更新が遅く少しずつしか書けない状況ではありますがどうかこの作品を好きでいる皆様､気長に更新を待ってもらえると幸いです｡ (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 天然石さん» 更新止まったままですみません､元々私が飽き性で物事を続けるのが苦手なのもあり中々更新が進められず手詰まり状態でした｡正直ここまで続くとも思って無くて最早この作品が30話程埋まっているのが奇跡に近いです (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - ずっと更新止まったままなのですが (1月1日 11時) (レス) @page36 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
雨音 淡桜 - すみませんが、もしかして「魔入りました！入間くん」ご存知ですか？番外編の文章が酷似していたので……。私も入間くん大好きなんです！ (12月20日 22時) (レス) @page30 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道影 | 作成日時：2023年8月14日 0時
