十二話 ページ14
「へ〜､じゃあナオミちゃんはお兄さんがいるんだね!!良いなぁ〜私もお兄ちゃん欲しかった…」
「あら､Aさんは一人っ子なんですの？」
「うーん…一人っ子だけど小さい頃からずっと一緒の幼なじみとそのお兄さんがいたからね…その人達が兄弟みたいな感じだから…」
一人っ子っていう感じはしなかったな…と云うとナオミちゃんは目を輝かせる
「幼なじみさんが羨ましいですわ…!!」
「え､なんで？」
「だってAさんに名前やお兄ちゃんと呼ばれてたんでしょう!!羨ましい事この上ないですわ!!」
興奮しているのか手を握りしめながら悔しそうに顔歪めるナオミちゃん
先刻迄はちょっと控えめだったのに今は全然違うなぁ…
まぁ素で話してくれる方が話しやすいし有り難い
「ふふ､じゃあ特別だよナオミちゃん」
「えっ」
「ナオミお姉ちゃん」
「えっ､あっ､あぁ」
「大好きだよ」
其の途端ナオミちゃんはポッと顔を赤く染めた
ぱくぱく口を動かすも思うように言葉が出ないのか､言葉の代わりに涙が溢れている
「ちょ､待って大丈夫!?」
「大丈夫です""ッ」
「そ､そっか…」
そんなに嬉しかったのか…
真逆ナオミちゃんが泣くとは思わなかったので少し動揺した
でもよく考えたらそうだ､私だって好きなキャラに大好きなんて云われたらもう一発で泣き崩れる自信がある
「そろそろ時間でーす」
その時ガチャリとスタッフさんが扉を開け此方を覗き込んだ
そして私達を見て少しぎょっとした顔をすると何故か私の方を見つめてきた
違うって泣かす心算はなかったんだよ
「ナオミちゃん立てる？」
「は､はい…お見苦しい処をお見せしましたわ」
「…良かったら此れ使って」
流石に泣いた儘帰すわけにもいかないので私は懐からハンカチを取り出しナオミちゃんの涙を拭った
泣いた儘帰したらお兄さんが勘違いしそうだしね…
「…今なら私､死ねますわ」
「お願い生きて」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
どうも､作者の道影です
過去最高6位!?
そして真逆の殿堂級ありがとうございます!!
コメント欄も応援や温かい言葉が沢山あって凄い励みになります!!
無理しない程度に頑張りますので此れからもこの作品を宜しくお願いします!!
ちなみに此れは作者の近況報告みたいになりますが今作者は美術部の合宿で3日程でかけてるので更新が遅くなるかもです
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?*｡?神??*｡(プロフ) - すごく関係ないと思いますが、立原くん…いい嫁になるよ（？） (5月5日 16時) (
レス) @page30 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 其れでも､私はこの作品を完成させたいと思っていますし一応ネタのストックもまだ沢山あります｡私自身高校生で忙しいのもあり更新が遅く少しずつしか書けない状況ではありますがどうかこの作品を好きでいる皆様､気長に更新を待ってもらえると幸いです｡ (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
道影 - 天然石さん» 更新止まったままですみません､元々私が飽き性で物事を続けるのが苦手なのもあり中々更新が進められず手詰まり状態でした｡正直ここまで続くとも思って無くて最早この作品が30話程埋まっているのが奇跡に近いです (1月1日 22時) (レス) id: ac79b64178 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - ずっと更新止まったままなのですが (1月1日 11時) (レス) @page36 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
雨音 淡桜 - すみませんが、もしかして「魔入りました！入間くん」ご存知ですか？番外編の文章が酷似していたので……。私も入間くん大好きなんです！ (12月20日 22時) (レス) @page30 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道影 | 作成日時：2023年8月14日 0時
