ひとときの恋【高杉晋助】

4人で ページ39

2人の戦いは私の目じゃ全然追いかけられなかった



貴「やめてよ、傷つけあうのはもう、」






2人に届きそうにもない消えそうな声






亜緑「貴方を騙していてすいません

でも、この男だけは殺さないといけないんです」




高「ﾌｯ、おめぇを連れて帰るっていう手もあるぜ
それはお前が決めろ、あのじいさん達から
逃げるのは手伝ってやらぁ」



亜緑「信じられねぇな


てゆーか誰がお前なんか信じるんだよ」



貴「晋助お願いもう、」

高「お前は黙れ



お前が入ってきていい問題じゃねえ」



亜緑の剣が容赦なく飛んでくる



高「おいお前」


亜緑「お前なんかがこの人に話しかけてんじゃねぇぞ」


高「なんだ、お前こいつのこと好きなのか？」



ポカンとしながら聞く高杉たいして


真っ赤になりながら
亜緑「ち、ちげぇよ！！」



答える亜緑



亜緑「ｳｯ」


小さく声を上げて倒れ込む亜緑


その後ろには


高「万斉遅せぇよ」


万「少し道に迷ってしまってたでござる

晋助、この女も連れていくでござるか？」



高「そいつもだ」




万「塀の外で子供が二人いたがどうする？」


貴「あっ！お願い、子供たちだけは晋助、」




高「連れていく、俺のガキか調べるだけさ」

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