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【1】2016年 夏 ページ8

ライブ当日。
今、私は物販の列に並んでいる。
物販開始前には着いていたはずなんだけど、私が来た頃には既に長蛇の列が…。すごいなぁ。

朝、千鶴の家を出た後、服とかを詰め込んだカバンを駅のコインロッカーに入れ、財布やスマホなどの必要最低限のものを入れた小さなバッグをもってライブ会場に向かった。
その時に、同じ年くらいの子達が同じ方向に向かっているなー、とは思っていたが、ここまで多いとは。

おまけに、ただ並ぶだけなら問題ないが、今日は日差しが強い。
天気に恵まれたと言えば聞こえはいいが、正直とても暑い。
熱中症にならないように、帽子を被り、飲み物を買ってはいるため多少は楽だが油断はできない。

あ、列が動き始めた。
スマホで時間を確認すると、時刻は物販開始の時間を示していた。

…あと、どれくらい並ばないと行けないんだろ。

そんな思いが頭をよぎった時、


?「えっと、すみません。」


隣に並んでいた人に話しかけられた。
突然のことに思わず戸惑いが顔に出てしまったが、慌てて返事をする。


『あ、はい。なんでしょう?』

?「出来れば、一緒にお話しませんか?買うにはまだまだ時間がかかりそうですし。」


微笑みながらそう言ってくれたその人は、私よりも年上の綺麗な人だった。
何だか、大人の女性って感じ。


『はい、大丈夫です。私も退屈していたので。あ、もしかしてセンラーさんですか?』

センラー「はい、よく分かりましたね。」

『ネックレスがユリのマークなので、そうなのかなー?って思って。あ、ごめんなさい。まじまじと見てしまって。』

センラー「いえいえ。気にしないでください。」


ついじっくりと見てしまい謝ると、そのセンラーさんは、優しく笑いながら許してくれた。
なんて優しい人なんだ。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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八重桜(プロフ) - 坂田家@ななみさん» 突然の告白ありがとうございます(笑)楽しんでいただけているようで嬉しいです。ぜひ充実した青春をお過ごしください(( 頑張って更新していきます! (2019年9月22日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家@ななみ - 好きです(((唐突 いつも楽しみにしています! 私はまだ中学2年なので青春はこれからなのだグヘヘ(((殴 これからも頑張ってください! (2019年9月22日 12時) (レス) id: 2a6ac8898b (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - もこ。さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで、とても嬉しいです!自分もあまり青春らしいことを経験してこなかったので、せめてここでは…と思い、楽しんでいる夢主さんを書いてみました。ちゃんと完結できるように更新していきます! (2019年9月19日 4時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ。 - 初めまして。自分は学生ではないのですが、ウキウキとしてしまいました。青春というものをしてこなかったので、最初からキュンキュンしてしまい、夢中になって虜になりました!これからどんな風に進むのかが楽しみで、唯一の癒しになりました。応援してます (2019年9月18日 19時) (レス) id: 180e559c34 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけているようで何よりです!コールのご指摘もありがとうございます。後ほど修正いたします! (2019年9月17日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八重桜 | 作成日時:2019年9月4日 4時

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