先生、うるさいなぁ ページ5
・・・こんな感じで、ふざけあっているといつの間にか国語準備室に来ていた
「先生、離してください。私用事があるんですけど」
銀八「用事っつったってどうせ、屋上で寝るんだろ、お前の場合」
「そうですけど何か?」
銀八「開き直んな」
そう言って、先生は扉を開けて椅子に座った
私も近くにあったソファに座ると、先生はそれを見てから口を開いた
銀八「まぁ、用件ってのは、まずお前授業出てねぇだろ?」
「もちろん、それが何か?」
銀八「だから、授業出てない分のプリントがたんまりあるわけよ」
・・・まじか。なんとなく、先生の言いたいことが分かってきた気がする
「つまり、そのプリントをやれというわけですか」
銀八「話が早くて助かるわ。まぁ、そういうわけだからよろしく」
「やです」
私がそういうと、なぜかしばしの沈黙・・・いや、なんで?
銀八「いやお前、何言ってんの?」
「いや、だから、プリントはやらないって言ったんです」
銀八「・・・なんで?」
「だって、面倒だし・・・というか、何で先生がそのプリントを持ってるんですか?」
先生は、国語の教科担任のはず・・・?
銀八「いや、だって俺お前の担任だから。だからほかの先生方からその教科のプリントをもらうわけよ」
「へぇーそうなんですか」
銀八「というわけだから、やれ」
「やだ」
だってどう考えたって私のやってないプリントなんてあほじゃね?って思うくらいの量あるでしょ。どう考えても。
つまり、ちょーめんどいじゃん!
そんなのやるわけないでしょ!!
銀八「お前も、自分がそれだけ授業に出てねぇってことは理解してんだな」
「・・・え?」
・・・えっ、何この人、エスパーか何か?
「えっ、超能力者か何かですか?」
銀八「ちげぇよ!んなわけあるか!!お前、普通に声に出てただろうが」
「わぁお、まじっすか」
銀八「お前やっぱ、あほだな」
「はぁ?天パに言われたくないし?」
銀八「天パなめんじゃねーぞ!!」
「いや私、天パをなめてんじゃなくて先生をなめてますから」
銀八「もっとたちわりぃじゃねーか!!」
「先生、うるさいです。黙ってください」
銀八「いや何で俺が悪い感じになってんの?」
授業って、出ないとあとあと困るねw→←先生って・・・犯罪者?
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スー(プロフ) - ありがとうございます!頑張りますので気長にお待ちください! (2017年4月6日 20時) (レス) id: 108d5b440b (このIDを非表示/違反報告)
恋雪 - 面白いですね!これからも更新頑張ってください (2017年4月6日 20時) (レス) id: 9613c7c3d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スー | 作成日時:2017年3月4日 10時