【銀魂】愛され少女は最強だった！？

44* 白状されました ページ45

総「俺のいねェ所で旦那とイチャついてたり、土方クソヤローと仲良くなったり、高杉とキスしたり…お前は一体どこのビッチでィ」

「総悟、放送禁止語句」

総「これ折角付けたのに…チッ、意味ねーじゃねェか」

「これ…って、ああ"！ 一昨日総悟がつけたやつ！
これ、き……す、マークだよね
なんでこんなのつけるんだよっ銀ちゃんに誤解されちゃってるかもしれないじゃん！」


都合よくポケットに入っていた絆創膏を見つけて、慌てて患部へ貼ろうとするA。
それを目の前で睨む総悟は、許すはずなく。


総「何隠そうとしてんでィ。これはAが俺のモンだっていう印でさァ。言っただろィ、首輪だって」

「っ、か、勘違いしちゃうよ…！！ 私と総悟は付き合ってないし、私は……」

総「――なら、付き合えばいいんでさァ」

「は！？」


訳もわからず真っ赤になったA。

　とりあえず目の前の男から逃げようと総悟の腕を解こうと思うが、もう片腕で空いてる手を掴まれ、逃げ場はさらに無くなった。


「やだっ、ちょっと…総悟っ！」

総「お前が誰を好きかなんざ知らねェや。そんなもん関係ねェ。今から俺のことを好きになればいいんでィ、A」

「な…っ何で私なの！？ 総悟は神楽ちゃんが…！」

総「ハァ？ 何で今ここでチャイナ娘が出てくるんでィ」


Aの様に原作を知っている身としては是非ともくっついて欲しいと思っていたカップルだったのだ。
　それを今自身がきたせいで壊してしまっている気がする。そんな事して本当にいいのか？


総「――何考えてるか知らねェが……A。答えはシンプルでィ
お前は俺が…好きか。嫌いか」

「……！ ――…そんなの、ずるいよ。嫌いになんか…」

総「――なら俺のモンになりなせェ
少なくとも……俺の隣にいる間は、幸せにしてやる自信はありやすぜ」


ぐい、と顔を近づけられて、必死にその端正な顔立ちから逃げる。
あの瞳で見つめられたら終わりだ。……ノー、と言えなくなる。


総「……でも、今日はここで勘弁してやりやすか」

「…………えっ？」

総「会おうと思えばいつでも会えやすから。返事はお前が言いてぇ時にいいなせェ」

「ちょっと…？ え…？」

総「……何アホ面してんでィ。早く荷物運ぶぞ」


くるっと踵を返して一人掛けのソファを持ち上げて中に入って行った栗毛。

　暫くAは、その場から動く事が出来なかった。





総「(うぉーーー遂に言った！！良くやった俺！！)」

45* お妙さんに出会います→←43* 追いやられました

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す