30* 気持ちが芽生えました ページ31
「じゃっじゃーん」
銀「……コレどこで手に入れたの？」
「そんなの魔法に決まっ、」
銀「だよねウンわかってた。てか正体明かした瞬間使いすぎじゃね？」
「いいからレッツゴー！」
この時代にはない程どでかいハイブリッドカー。
それに対称的に、小さい彼女が助手席側の扉の横で、腰に手を当てながら仁王立ちしている。
その姿にどこか微笑ましさを感じて、銀時は運転席へ座った。
＊
銀「うし…任務完了。ちょっと待ってなAちゃん…」
「うん」
無事にIK●Aについて、銀時が空いたスペースに駐車する。
――この時。事件が起きる。
「………！！？」
銀「こんなもんか…」
運転席から、助手席の後頭部部分に回された手。
アレだ。駐車する時にやる萌キュン仕草だ。(語彙力)
そして、後ろを見る真剣な横顔。えらが堪らない角度で露出している。
揺れる銀髪。…もう、目が離せなくなった。
ドクン、ドクン…ッ
――なに、これ。心臓、潰れそう。
銀「……う、し。完璧」
「……っ」
……おまけに、切り替えなしでバシッと一発で決めたこの男。
忘れてはならない、二日酔いである。
銀「――さ、行こうぜAちゃん」
「、ぅあ、はい、っ」
銀「…エ？ どうしたのAちゃん？」
バンッと運転席から降りて、取り残されたかと思えば。
こちらまでやって来て、助手席のドアを開けてくれた銀時。
ガチガチのAに、銀時が首をかしげる。……女子高生に、この仕草はきつかった。
銀「…じゃーとりあえず上から見て行こうぜ。一式だろ？」
「…っえ、あ、…そうですっ」
銀「あーもしかして、俺格好良すぎた？ 惚れちゃった！？」
「……」
銀「…ノーコメント…銀さん悲しい…」
「あ、ちがっ……」
しくしくと顔を両手で覆う銀時。
それを、なんて返せばいいのか。Aが慌てて訂正する。
「そ、の……うん。――カッコよかった、です。」
銀「……マジ？」
「マジです」
銀「――そういう事言われたらよォ
…本気になるぜ、A。」
「……っ！」
――大きい彼が屈んで彼女と額同士くっつけてニヤリと笑う。
そのおかげで、Aの顔は首元までボッッと熱い炎が出た。
――何だ、この気持ち。
31* 楽しい時間を過ごします→←29* 銀ちゃんを訪れます
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます！沖田くんは神の上ですね！（は？） (2020年3月15日 1時) (
レス) id: a071833898 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品は神です! 沖田くんは神神です!(?) (2020年3月14日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - Dsloveさん» 歩きスマホしちゃってますね。すいません、ご指摘ありがとうございます、、、 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - 歩きｽﾏﾎですか？ (2018年9月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年10月29日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年8月31日 23時
