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「あれ？ゴシキくんじゃん。どうしたの？」
「アッ、藤野先輩！こんにちは！」
「こんちは！あ、ジマトシの話聞きに来たの？最近だと何か面白い話しあったかなぁ…あ、ジマトシがペン回し絶望的に下手くそな話とか聞く？」
「ペン回し！！！俺は出来ます！！」
何故かペン回しについての自慢話を始めたゴシキくん。クラスの中でもペン回し選手権で一位確定って言われてるんだ、へぇ、それどんなクラス？？とりあえず面白いので話を聞いていると、急にハッと我に返ったゴシキくん。
「お、俺はこんな話しに来たんじゃなくて！牛島さんに用があって…」
「俺がどうかしたのか」
あ、ジマトシに用があったんだ。今回は直接ジマトシとお話するんだなぁ、なんて思いながら私はお役目御免っぽいのでその場を後にした。バレーの話されてもよく分からないし。あ、でももしゴシキくんとストレートの話してたら私も混ざりたいかな、手入れの仕方が気になる。
「五色とは仲がいいのか」
「ジマトシおかえり。ゴシキくん？仲悪くは無いんじゃない？」
「俺と…」
「ん？」
何か言いかけていたはずなのに、何でもないと首を振ったジマトシ。どうしたどうした、言い淀むだなんてらしくないじゃん。
「あ〜お腹減った、ジマトシお菓子食べる？え、ていうかお菓子食べてるジマトシ写真を撮りたいから食べるフリでもいいから構えて！」
何となくお菓子のお誘いをしてみたけれど、想像すれば少しシュールだったので是非とも写真に収めたい。自分の手持ちの中で一番似合わなそうなお菓子はどれだろうか、とびきり可愛らしいお菓子を食べさせたい。
「……どれも似合わなそうで悩むな」
「失礼だな。藤野が好きな奴を食べたい」
「私のオススメ？オススメしか買ってないんだけどなぁ…じゃあ今の私の気分ね」
はい、と酸っぱいレモン味のグミを渡す。気分っていうのもあったけど、これを食べて酸っぱそうに顔をゆがめるジマトシが単純に見たい。
ピコン
私がカメラを向けたのを一瞥し、グミを口の中に放る。どう？どう？だなんて抑えきれない興奮が声に出つつもジマトシに問いかける。一口、二口。そろそろ酸っぱさが口中に広がる頃だろう。
「……む」
「ふふふ、酸っぱいっしょ？」
小さく頷いてそのまま少し眉をひそめながら飲み込んだ。「……写真は撮らないのか」ジマトシの質問に、やはり分かってなかったか、と吹き出した。
「これ、動画だよ」
「…そうか」
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あまね(プロフ) - やめてください供給過多です嘘ですごめんなさいもっとして (8月2日 1時) (
レス) @page13 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - いっぱいしゅきです (2020年6月16日 17時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
レイア - ジマトシさいこーです！！らぶです！！更新楽しみにしています！！ (2020年6月4日 0時) (レス) id: 9d193411e2 (このIDを非表示/違反報告)
ogofumi(プロフ) - あ、ジマトシ好きです。一目惚れです。ハートを撃ち抜かれました。 (2020年5月27日 0時) (レス) id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
まーち - タイトル見た瞬間吹き出すました(笑)凄い発想ですね、好きです((え (2020年5月26日 22時) (レス) id: 4ffda966c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あだしの。
| 作成日時：2020年5月25日 20時
