ヒロインの親友は忙しい。【国見英】

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国見は覚えていないらしい、良かった。




ていうか、なんか変に意識する……あー、くっそ。





国「とりあえず、ゲームしよっか。」






何でゲームなんだよ。







いや、まあその方が気も紛れるしいいか。






横に座り直し、ゲームを始めようとすると開いた扉







っぎゃぁああああああああああああ！！！！！！？






声には出してないけど、めっちゃ驚いた。





驚いて、国見のこと押し倒した……




お兄ちゃんには勘違いされるし、国見のことは変に意識しちゃうし、そもそも押し倒してるし、今日は厄日だ。





ってか、退かないと。






『……うん、フツーにごめん。なんか、逆に冷静になったわ。』





国「お、おう。つ、続きやるか？」





あ、なんか凄い変な方向に捉えてしまう、変態か、私は。






国「……あ゛。いや、その、ゲームの続きな。」






『……言い直すなよ……言い直さなかったらスルーできたのに。』






何でこう、国見は口に出すのだろうか。





こっちが恥ずかしいんじゃボケ！！！！






と、一人で怒っていると、再び扉が開いた





桜「そんな関係になったんだね！おめで……って、なぁんだ。ちょっと凪ー！！？」






国「姉ちゃん、まじで誤解だって！」






『そうっすよ！国見と私がそんなことするように見えますか！？』





凪「見え……る。」







おいこらクソ兄貴。







『私達っ！只のクラスメイトですから！！！！私は！美和を守るためにバレー部員の調査を……！！！』






言い訳って、言わない方が賢いのかもね、どんどん怪しまれる。







っていうか、国見の表情が暗くなったのは気のせいだろうか。

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