検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:1,376 hit

絵馬 ページ6

私は絵馬が一番大変だと思う。絵馬は、500枚全て、主役一人で描かないといけないからだ。

まず、丑のデザインを紙に描く。
「ここに花を足したらどう?」
「ラ、ラピス!!付けてみる」
言われた通りにまわりに梅を描く。すると、見違えるような出来映えだ。
「ほら、やっぱりね!映えてるよ〜」
だが、今デザインを描くのに、20分かかった。ということは、500×20=10000
「いっ、一万分!?」
一万分はまずかった。今日仕上げないといけないのに。
「ちっちっち、このラピス様にお任せなさい!」
一気に屋台を建て始めた。間違いない、子の神特有の能力を使っている。
「ラピス…」
「ちょっと、何見とれてるの!!仕事しなさいよA…」
ラピスは顔が赤い。照れてるんだ。
「はいはい」



「「やっと終わったー!!」」
「ちょっと、何同時に言ってるの」
ラピスがこちらを向き、そう言った。
日が暮れる直前だった。
ぐー……
「お腹空いたのね」
「空いてない!」
ラピスは腹を抱えている。
「何か食べる?」
「…食べる」
さて、何を食べさせようか。マロンテに聞くとしよう。

小さな訪問者→←作者からのお知らせ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:謹賀新年 , 丑年 , お正月   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪乃妃萌乃 | 作成日時:2020年12月22日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。