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「ふう。」
一休みするか。私は、ポケットに入れていたキャラメルを食べる。
「A、まだ少ししかなえていないじゃない。キャラメル食べたらやりなさいよ。」
マロンテは作業を続ける。
私は、ごくん、と噛み続けたキャラメルをのみ込むと、縄をない始めた。
私は、牛の神だから力はある。だが、縄が多いため、時間がかかった。



「これが最後かな」縄をない終えると、日が暮れていた。
「帰ってAの好きなスープでもどう?」
「食べる食べる!」
私は駆けていった。


「やっぱり、トマトスープ美味〜」
マロンテはにこにこだ。………明日、縄を飾らなきゃ。



「行ってきます!」
リュックを背負い、私はマロンテに言った。
「あ、牛花じゃん。縄飾るのね。手伝おうか?」
小柄で灰色の少女…子年の神の化身。チャル…いや、ラピスだ。
「ありがとう、ラピス」

なんとか今日のうちに縄を飾れた。きっとラピスが居なければ、何日もかかっていただろうな。

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:雪乃妃萌乃 | 作成日時:2020年12月22日 19時

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