検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:1,380 hit

ページ3

この村には、十二支の神が住んでいる。そして、子年になれば鼠の神が、丑年になれば私が、というように、十二支の神は交代で祭りを行う。十二支の神は、誰がどの化身なのか分からない。仮面を被った舞踏会のように。



「A、来年は丑年ですよ」
羊の神の化身、マロンテは言う。さて、仕事仕事。
仕事は多い。正月を迎えると祭りは開かれるのだが、神社を飾らなければならない。
丑年の絵馬を描き、縄をない、屋台を組み立てる。そして、正月になれば、巫女の服を来て、村人を案内し、村人に楽しんでもらう。

全く、大変なものだ。この神社は、十二支の神の化身全員の力で建てられたものだ。だから、それぞれ宮を持っている。縄や絵馬、色々諸々、私が飾らなければならないのである。たまに母等の十二支の神の化身が来てくれるが、大体は私がしなければならない。丑年が来ることは、自分が主役の代わりに、とても疲れることなのだ。

縄→←わいわい十二支人物紹介!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:謹賀新年 , 丑年 , お正月   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪乃妃萌乃 | 作成日時:2020年12月22日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。