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第百訓「何事もノリとタイミング」 ページ50
人の葬式で自由に過ごす隊士達に腹を立てた山崎は白装束を着てラケットを持ち乗り込むつもりだった。
恐怖を与えてやろうと襖に手を掛けた途端、背後で爆発が起き、襖ごと式場へ吹っ飛ばされた。
「ぎゃあああああ!!山崎が化けて出たァ!!」
「局中法度十二条、マガジン以外の漫画局内で読む事なかれ。局中法度四十五条、死してなお化けて出ることなかれ、武士たる者潔く成仏すべし」
ズカズカと爆発の煙から現れた男。
バズーカを担ぎ、何時もの煙草を吹かして立っていた。
「てめーら全員、士道不覚悟で切腹だァァァァァァァ!!」
土方の姿を見るや否や、土方の帰りを待っていた隊士達は一瞬にして周りに群がる。
そんな様子を見て沖田と近藤はやれやれと微笑んだ。
何だかんだ真選組には、土方が必要なんだ。
と、感動ムードをぶち壊すアニメソングが鳴り響き、土方は携帯を取り出して耳に当てる。
「はい、もしもし。土方でござる」
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月12日 2時