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第七十五訓「昔やんちゃしてた奴は今もやんちゃ加減は抜けない」 ページ25

「姐さんの時以来か?」



『………』



「怒ってねーで雑談くらい付き合えよ」



『うるせェな、手錠外せ』



「それは出来ねェな、あんな場面見ちまった以上」





結局、あのモブ共は逃がして、私は沖田に手錠で繋がれパトカーの中。
不当逮捕だよコレ、弁護士呼んで誰か。





「やっぱ前々から気になってはいたが、アンタ昔ヤンキーでもしてたのかィ」



『関係ないだろ』



「どっかのマヨラーと同じで瞳孔開いてんもんな」



『だから関係ないだろ』



「そんなんでよく柳生に挑んだな」



『しつこい、私に弱いって言いたいのか?』



「実際弱いだろ」






今すぐコイツを殴り飛ばしたい。
そんな事言うために私を連れてきたのか。
侍に比べたらただの元ヤンなんてさっきの雑魚と同じに決まってんだろ。





『…私に何の用だよ』



「聞きてェ事が沢山ある」



『私はないから帰っていいか』



「ふざけんな、来い」






急に冷めた声で言われた。
屯所に着き、無理矢理車から下ろされ中へと連れられる。
普通に客間みたいな場所に案内された。
しかし手錠はしたまま。





「山崎、お茶煎れてくるついでに土方の野郎呼んできてくれィ」



「はい」






山崎が出ていってしばらく、土方が現れた。
チラリと私を見て少し驚いた表情をした。





「万事屋のヤンキーじゃねぇか…お前何拾ってきてんの」



「いやぁ、たまたまヤンキーボコってんの見ましてねィ、丁度いいから連れてきやした」



「丁度いいからって何だよ、まぁ、丁度いいけど」





丁度いい丁度いいって何だこいつ等気持ち悪い。
本当に用がないなら帰りたいんだが。

第七十六訓「思春期の子供は放っておくのが一番だ」→←第七十四訓「昔やんちゃしてた奴は今もやんちゃ加減は抜けない」



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作者名: | 作成日時:2014年3月12日 2時

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