【ヒプマイ】届け、この声よ！

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私が驚いている間にも通知が来た。

？)今、この事件は人々を驚かせている。警察なども動いているほどだ。
犯人はまだ見つかっていない。私も知らない。
でも、こうして連絡をとれる方法を見つけた。
貴方は今どこにいるの？
元気にしている？
貴方の姉、舞桜より。

私は信じられなかった。

私だけじゃなく、お姉ちゃんも…

手が震え、何かが地面に落ちる音がする。

やがて、手だけじゃなく体も震える

嘘だ、信じたくない…

いつの間にか壁に背中を預け目線が下へと下がっていく。

涙は出なかった。

ただ、だれかの呼吸する音が聞こえる

その呼吸は規則正しいものではなく、荒々しくうまく酸素を取り込めていなかった。

あれ？なんでこんなに苦しいんだろう…目の前が少し霞んで見えた。

あぁ、そうか、この呼吸は自分がしているんだ。

考えが追い付く頃には意識は朦朧としていた。

自然と瞼が重くなる。

そのまま意識を手放そうとしたとき、口に何かが当たった。

少しゴツゴツとしたなにかで覆われ私は口で呼吸ができなくなったので息が止まる。

「ゆっくり、ゆっくり息を吸ってください。僕の合図に合わせて、」

そんな声が聞こえてそれに従う。


随分楽になって目を開けると目の前に三郎くんがいた。

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