【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

片恋両想 ページ27

銀時「AサンAサン」


A「何回も呼ばなくても分かるって！何っ」



少し不機嫌そうに振り返る彼女の




頬をつねる



銀時「なんでもないでーーーす」



A「.....むかつく」



俺を睨みながら頬をさする彼女



A「で？銀さんはなんで昼間にこんなとこ歩いてるの？仕事しなさいよ」



銀時「あー？Aに会いに来たに決まってんだろまったく」



A「また冗談言って.....」




ふと遠くを見た彼女から




その言葉の続きは



A「土方さん！」



出なかった



土方「ん？おぉAか。どうした」



俺のことなんか全く眼中になくて




A「お久しぶりですね、髪切りました？」



土方「良く気がついたな、Aが初めてだ」



このニコチンマヨラー野郎



さっきまで俺が話してたのに



A「土方さんの事ならちゃんと分かりますよ」



AもAだよ



さっきまで銀さんと話してたじゃん？




なんで置いてくかな



どこにも行けないこの気持ちを



俺はどうすればいいのか



全くわからない



A「銀さん？どうしたのよぼーっとして」



元気ないの？


と俺の顔を覗き込んで来た



銀時「えっ、あれ、マヨ方は？」



A「土方さんは仕事に戻ったわよ、
流石に邪魔できないし」


少し寂しそうで、でも嬉しそうで



きっとあいつのことを考えているんだろう


A「あの、銀さん、さっきはほうっておいてしまってごめんね、
土方さんをみると.....つい....」




銀時「.......もう疲れたわ」




もう限界だ




A「えっ？ごめんなさい、そうだよね怒ってるわよね「そうじゃなくて」



銀時「俺Aに会うのやめるわ」


Aの行動ひとつひとつに揺さぶられて




土方のほうにいくのをただ見ているだけで何もできない



A「ど、どうして？本当にごめんなさい、私まだなにかしてしまった？」




銀時「悪いのは全部俺なんだよ」




俺が何もできないから




Aには幸せになってほしいから





新八「......ちょっと銀さんいい加減にして下さいよ。一体何日寝て過ごす気ですか」



銀時「.......ほっとけ腐れメガネ。
どうせ俺なんて....」



新八「誰が腐れメガネだァァ？！
全くネガティブな成人男性ほど扱いに困るものないよめんどくさい」




神楽「ただいま〜、銀ちゃん、お客さんネ」



こんな時に客かよ



銀時「社長が体調不良で休業中ですって言え」

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