【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

一番にして ページ21

『あのさー、A、えーっと、そのーー
あ、明日ヒマ？』

『この間行けなかったパフェ、食いに行かない？』


パチ


目が覚めた


いつもはアラームでも起きないのに



A「.....まだ6時じゃん」



約束は12時なのに



A「あーもう！！」



調子くるう



大体私が、なんで銀さんなんかに.....



prrr....

着信音



あー、


この間の合コンで会った人だ



A「もしもし？」


男「あ、Aちゃん？久しぶりー、今度また遊ばない？」


あー、


A「うんいいよーよろしくーLINEするー」


電話を切ってソファに投げる


はぁーあ


私は誰のことも本気にならない


適当に遊べる人がいればいい



そう思ってた


なのに



A「よりによって銀さん....」


楽しみにしちゃダメ、私


本気になったって、辛いのは自分なんだから



銀時「おう、A遅いぞ〜3分待ったぞ〜」



A「3分待ったって、約束の時間より15分も早く来てるんですけど？銀さんが早く来すぎなの」


なんなのさもう


いつだって時間にルーズだったじゃん


銀時「だって楽しみだったんだもん.....パフェ」


パフェかい！！


A「そうだねー私も楽しみにしてたよ〜パ・フェ！！！」


銀時「え？なにキレてんの...」


銀さんはずるい


銀時「A何食う？」


A「....いちごパフェ」



銀時「ふーん、じゃあ俺チョコレートパフェにしよ」


注文して、ふと銀さんを見る



やっぱ、かっこいいな.....


A「いや、ないでしょ」



銀時「え？何が？」



大体顔レベルで言ったらこの間会った合コンにいた人のほうが全然かっこいいし？？


A「なんでもなーい」



私みたいな女が、銀さんを欲しがっちゃダメ


銀時「なーんか最近すぐその顔するよなーA」



いつの間にか私の髪を撫でていて



銀時「何かあったか？」



A「...別に」


やめなよそういうことするの



「お待たせしましたーいちごパフェとチョコレートパフェでーす！」


私みたいな悪い女に付け込まれるよ


店員さんが来たことによって銀さんの手は私から離れる



寂しい


なんて思ってる


A「おいしそー頂きまーす」


銀時「美味い！！久しぶりのパフェ！！」


週一で食べてるでしょうが


呆れつつパフェを食べていたら



銀時「いちごもーらい」



A「ちょっ...」



いちご取られた

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