【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

出会いがいいとは限らない3 ページ47

たまたま外でババアと家賃の件で揉めていたら



投げ飛ばされて、運悪く当たってしまった彼女



なぜか責められるのは俺で


新八も神楽もババアも



お前が謝れの一点張りで



正直すげえめんどくさいと思った




だって俺悪くねェし？？


ババアが投げたんだし？？



だいたいなんでこんな錆びれた飲み屋にこんな若い女が飲んでるんだよ



くっそーって思いつつ家まで背負っていった



一緒にいたお友達に家を聞いたから近くまでは行ってみたが



銀時「あのー、起きれます？どこですかね家」


A「んー....アパートないですか...2階...」



あ、あれかな



とりあえずアパートにいって一度彼女を下ろす



銀時「立てます？家ここで大丈夫ですか？
おーーい」


A「.....え、あれ、どなたですか？」



銀時「俺は罪滅ぼしのつもりで貴方を家まで送り届けたんですけど」


女の酔っ払いなんてめんどくさいに決まってる



あんまり関わりたくなかった


A「あ、なんかすいませんね、ちょっと何言ってるかわからなくって.....ありがとうございました、何かあるなら明日またきてください」


あれ


案外あっさりしてる



酔いを醒まそうとしているのか、両頬をつねっている


銀時「.....かわいいな」



A「んー、私はすぐ寝るのでね、おやすみなさい」



銀時「いや、流石に心配なんで、家入ってくれます？？俺も帰れないんで」



こんな夜に酔ってる女一人で外に置いていけるか


だが起きる様子もない

少し待ったが全く起き上がる気配がないので



銀時「あーー！もう、鍵どこだよ！」


勝手に鞄を漁って鍵を出して



彼女を連れて家に入った


一人暮らしの部屋のベッドに寝かせる



銀時「じゃあ！俺は帰りますから！
中から鍵は閉めてくださいね！！」


A「.....え、あ、ベッド...ふかふか」



聞いてねえな



銀時「もう知らないからな！
俺が出てったら鍵閉めてくれよお願いだから！」


俺は帰る！


そう決めて言ったら



少し笑いながら彼女が言った

A「....うるさいなぁ、....お母さんですか？ありがと....」


初めてみた笑顔に



動揺した



焦って家を出て



走って帰った



神楽「......帰ってきたネ。おかえり。
銀ちゃん、なんでそんな顔真っ赤アルか？」


銀時「....うるせえ、走ったからだよ」


明日、もう一回会いに行こう

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