第１章始まりの日 真っ黒事件７ ページ7
Ｓｉｄｅ ｏｆ Ｙｏｕ
私はもう自分がしたことが信じられなくて
立ち上がれなっかた。ペタンと床に座ったまま、動けない。
だけど、いきなり伊野尾君に腕を引っ張られたせいで、私は強制的に立ち上がらされた。
『びび、びっくりした……』
伊野尾「早く手、洗ってきなよ。真っ黒だよ。」
どうやら伊野尾君は、私が更に墨で汚れてしまうのを防いでくれたらしい。
それより、私を立ち上がらせたせいで、伊野尾君まで右手が真っ黒になってしまった。
黒い黒い墨は、伊野尾君の白い肌によく合っている。
『ごご、ごめんね伊野尾君！机汚したうえ伊野尾君の手まで汚しちゃって』
伊野尾「……別に平気」
『な、何か菓子折りでもっ……わっ』
突然頬に冷たいものが触れた。
それは、間違いなく伊野尾君の指で。
細くて、白くて綺麗で完璧な指は、凍ったように冷たかった。
すっと私の頬をつたっていく伊野尾君のその指は、私のあご先で止まった。
『……え。あの……っ』
伊野尾「墨、ついてた」
『あ、ありがとうございます……っ』
伊野尾君は汚れてない左手で墨をとってくれた。
でも、そんなことなんかに気付いてる余裕はなっかった。
一気に熱が上がって、心臓が活発に動き出した。
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葵(プロフ) - えもえもさん» 原作とても好きなんです。頑張りますね！ (2016年3月15日 17時) (
レス) id: 7925a03430 (このIDを非表示/違反報告)
sakki-#(プロフ) - ファンタジー×伊野ちゃん！両方とも好きなのでワクワクドキドキが止まりません！更新楽しみにしてます。 (2016年3月15日 0時) (レス) id: baae662d61 (このIDを非表示/違反報告)
えもえも(プロフ) - この小説の原作大好きで持ってます!伊野尾ちゃんも好きなのでこの小説に出会えて嬉しいです!更新頑張ってください! (2016年3月14日 23時) (レス) id: 3668cb82df (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾咲樹 - 更新頑張ってくださいね！ (2016年3月14日 21時) (レス) id: c038746d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2016年3月11日 20時
