感情を食む悪魔は【魔d!】 (ページ6)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:4,352 hit

変な人と幻聴の疑いページ6

突然だけど、妄想から帰ってきたうるさいわたあめくんはこれからの野望について語り始めた

「ちょっと今後のことを考えとっただけや」

「今後？」

「おう！」

んー、さっきのかっこいいって叫んでたのと関係あったり…

悪戯してみよっ！

『もしかして、生徒会に入る…とか？』

わたあめくんの背後に回って、ボソリと耳打ちした

さて、怖がってくれるかなぁ？

「そうや！…は？」

「シャオロンくん、誰と話してるの？」

「後ろから、なんっ…！」

おーおー、怖がってる怖がってる

じゃあ、その恐怖いただきまーす

『…ビターチョコ、みたいだなぁ』

恐怖もそうだけど、さっきの妄想の部分も残ってて浮かれてるらしい

結構苦いけど、これはこれでいけるなぁ

「あ～うるさいうるさい」

あれ？また誰か来た…

「やかましいぞシャオロン
こんな公衆の面前で下らない戯言を…」

「その声は…大先生！」

大先生…？またへんなのが来た…

「非常識だと思わないのか？」

入学式終わったばかりなのに、女の子連れてる

『非常識はどっちだよ…』

「せやて！入学早々女はべらして…‼︎って、また声が…」

「また…？なんやシャオロン、幻聴でも聞こえるんか？」

はーあ、面白いけど女の子連れてるのは気に食わないなぁ…

これからは、この男の子に悪戯仕掛けよっかな？