俺が本気で恋したキミは、手の届かぬ存在であった ２

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ここは夢の国...
俺にとっては危険かもしれへん(笑)


どこにおるか、わかったやろ？



あ「勇人？どうしたの？」


坂「ん？...あぁ、なんでもないで」




さっきから、

”あれ、巨人の坂本に似てない？”


みたいな会話がきこえてくるんや。



この身長でミッキーの耳つけてるし、
めっちゃ目立ってるんやろな...


でも、撮られてもええんや！！

俺たちが離れることはないんやから。



根拠なんてもんはないけど、ただ


”愛し合ってる”



きっとそれで十分やと思う。






坂「A、昼飯食いにいこーや」



あ「うん！！いいよ」




付き合い始めて三ヶ月、
やっとタメで話して


”勇人”


と呼んでくれるようになった。




腕を組んで歩く俺らはかなりの身長差カップル...

ちょっと浮いてるし、不自然やな(笑)



あ「勇人っ♪」



坂「なんや？」



”んふふ♪呼んだだけ(笑)”

こんなん反則やろ...




坂「やっぱりかわええわ(笑)」




そんなAにデレデレな俺は、
もう周りの目なんか完全に無視して


”好きや...”


道のど真ん中で堂々と、
Aを抱き寄せ

唇を重ねた...。




あ「撮られちゃうよ？」



坂「大丈夫や。誰かが撮ったとしても、

記者の奴らはここまではこーへんやろ」




あ「そうかな...」




まだ少し不安そうなAをなだめ、


”どこでメシ食う？”




なんて話しながら歩いた。

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