ゴースト・リーダー【ARS*O×S】 (ページ20)

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19 和也side ページ20

翔ちゃんの家で
みんなで鍋パーティーをした後

俺とＪと相葉さんで
歩いて帰ることにした

外は雪が降って、少し積もってた

相葉さんの後ろに俺とＪが
並んで歩く

雅紀｢美味しかったね鍋!
リーダーも喜んでくれてたし!｣

｢顔は見えないけどね
でも美味しかったって言ってたし
またみんなでしたいね｣

潤｢そうだね｣

相葉さんが後ろを向いて
俺とＪに話しかけた

雅紀｢今度さ
クリスマスパーティーしない?
近いし、きっと楽しいよ!｣

潤｢でも収録どうすんの?｣

雅紀｢う……それはちゃんとやるけど
みんなでやろう?5人でさ!｣

そう言って相葉さんは笑顔で話す

だけど後ろを向いてたからか
横断歩道だと気づかずそのまま渡る

だけど信号は赤だった

するとそこに白い車が
勢いよく走ってきた

｢相葉くんッ!｣

俺は走って
相葉くんの手を掴み

投げるように助けた

相葉くんが轢かれるぐらいなら

俺は目を閉じ、覚悟した

するとその瞬間
急に身体が宙を舞った

着地で鈍い音がした

痛い、すごく痛い

きっと血が出てるんだろうな

微かに相葉くんとＪの声が聞こえ
白い雪が見える

だけどその景色と音は
段々聞こえなくなって

視界が、音が
暗く遠く閉ざされた