ゴースト・リーダー【ARS*O×S】 (ページ18)

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観覧車を降り
遊園地を出て

車まで家に戻り
玄関のドアを開けようとすると
急に電話が入ってくる

松潤からだ

｢もしもし?｣

潤『もしもし翔さん?
今から相葉くんとニノと3人で
翔さん家行っていい?』

｢え?今から?｣

潤『迷惑かな?』

｢迷惑じゃないけど、いつ来るの?｣

潤『20分後にそっちに着く』

｢分かった、じゃあ待ってるね｣

電話を切ると智くんが話しかけてきた

智｢どうしたの?｣

｢みんながうちに来るみたい｣

智｢そっか〜、でもなんで?｣

｢さあ?｣

急にみんなどうしたんだろ……

家に入り、とりあえず
片付けるものは直ぐに片付けた

もちろん、智くんも手伝ってくれた

20分後
家のインターホンが鳴る

ドアを開けるとそこには
防寒着を着てレジ袋を持った3人が

潤｢翔くん、やっほー｣

｢おう……って何でレジ袋?｣

和也｢翔ちゃんの家で鍋やるからだよ｣

雅紀｢そーそー!鍋で温まろ?｣

鍋って……
まあ、まだ夕飯食べてないし
済ませてなかったからいいか

とりあえず3人を
家に上がらせて

4人で鍋の準備をした

智｢翔くん、俺も何か手伝おうか?｣

｢え?あー、大丈夫
そこに座ってて｣

雅紀｢え?俺?｣

｢いや、智くんに言ってた｣

潤｢そっか
リーダーと同居してんだっけ?

どう?大野さんは｣

翔｢いつもと変わらないよ
まあみんなが来たから嬉しそうだけど｣

潤｢そりゃ良かった
ねえ、トマトベースか鶏ガラベース
どっちが良い?｣

｢え?そうだな……みんなは?｣

和也｢俺どっちでも
大野さんと翔ちゃんが良ければ｣
雅紀｢俺も!｣

｢んー、智くんは?｣

智｢両方食べてえなあ
なんか仕切りみたいのない?｣

｢両方か、松潤仕切り板無かった?｣

潤｢ああ、あるよ
じゃあ両方食べるか｣

すると松潤は具材を分けて
真ん中に仕切り板を挟み

鍋スープを入れ
ガスコンロの火をかけて
鍋の蓋をすると

潤｢あっ!｣

急に松潤が
何か忘れ物でもしたのか
焦った顔をした

潤｢リーダー用の食器
買うの忘れた｣

｢大丈夫、うちの使うから｣

潤｢ごめん翔くん、リーダー｣

智｢気にしないで松潤｣

｢『気にしないで松潤』だって
だから気にすんな｣

潤｢ありがとう｣

松潤の顔がすぐに
ホッとした顔に変わった