57 You ページ7
ベッドに座って隣をぽんぽん叩くと、
大我は飛ぶように部屋に入ってきて ここに腰を下ろした。
大「変な親子だね。」
『はっきり言い過ぎじゃない？』
ばっさり切って捨てるような大我がおかしくって、
さっきまできりりと締め付けられるようだった心が綻んだのを感じる。
いや事実だけどさ。
そんな明け透けに言います？
でも大我のおかげで これも笑えるんだなぁ、なんて
しみじみと感じている私に
俺の父ちゃんも結構変わってるけど、
Aんとこも変。
親が変わり者だと苦労するよなー。
ちょっとわざとらしいけど、そう明るく言って。
苦労人同士、手を取り合っていこうな。
って、わけのわからない物言いで
畳み掛けるように また笑わせてくれた。
なんともないようなふりしたって、
やっぱり少しは寂しかった。
愛されない理由に納得してしまったから、
どうすることもできないし…。
だけど、
俺がついてるからね、って握ってくれたこの手に
自分でさえ腫れ物のように扱っていたこの親子関係を、
胸の中で少し整理する力をもらえた気がしたんだ。
『…大我はやっぱりすごいね。』
大「なに急に。もっとほめて。」
『はいはい、大我くん世界一だよ〜。』
大我「やったぜ！」
うん、
私の彼氏は世界一だ。
今の私の生きる力だよ。
だけどね？
『キッチン床びちゃびちゃ！！』
大「ばれちまったか…。
お皿洗ってたらいつの間にかこうなってた。」
『お皿ありがとう大我ちゃん！
はい、これタオル！自分で拭いてね！』
大「はーい、」
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綾鷹(プロフ) - 1203さん» ありがとうございます(;_;)泣いて頂きたいお話を書いていたので本当にうれしいです！ (2020年5月5日 23時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 美月さん» なんてうれしい…(´；ω；`)ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 綺星さん» 最後まで読んで下さってありがとうございます！これは私も書き終わった瞬間何かスッと燃え尽きた作品なのでそう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
1203 - めちゃくちゃ泣いてしまいました。素敵な作品ですね。 (2020年4月4日 15時) (レス) id: bea00c8748 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めちゃくちゃおもしろかったです。 とても感動しました。 (2020年3月27日 14時) (レス) id: 2c7dc2e191 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年8月11日 7時
