77 ページ27
大「そこをなんとか…！お願い先生！！」
「…はぁ。普通身内しか許可しないんだけど…。」
もう一分一秒だって離れられない、
俺を病院に泊めてくれ！なんていうわがままを、
北斗のお父さんは介護という名目をつけて叶えてくれた。
だから俺はちょくちょく病院に泊まり込んで
24時間Aの側にいられるようになったんだけど…。
大「ねー、ずっとここに籠ってたらよくないって。
車椅子借りてくるから外行こうよー…。」
『いい。行きたくない。』
思うように動けず、ベッドの上ばかりで過ごしているからか、
いつか北斗の予言した通り、
Aの心は少しだけ荒れていった。
俺が四六時中側にいるから余計になんだと思う。
起きていたいのに体が勝手に眠ろうとする。
そういう時その感情は顕著に現れて…
かくいう俺も寝られてないし
不安は募ってるしで心に余裕がなくて。
大「ふて腐れてんなよ。」
『なにそれ。』
大「本当のことじゃん。」
これまでそんなもんしたことなかったのに、
俺たちは些細なことで度々喧嘩するようになった。
『もういい、帰って。』
大「っ、知らね。」
そんな無駄にしていい時間なんかなのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 542人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾鷹(プロフ) - 1203さん» ありがとうございます(;_;)泣いて頂きたいお話を書いていたので本当にうれしいです！ (2020年5月5日 23時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 美月さん» なんてうれしい…(´；ω；`)ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 綺星さん» 最後まで読んで下さってありがとうございます！これは私も書き終わった瞬間何かスッと燃え尽きた作品なのでそう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
1203 - めちゃくちゃ泣いてしまいました。素敵な作品ですね。 (2020年4月4日 15時) (レス) id: bea00c8748 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めちゃくちゃおもしろかったです。 とても感動しました。 (2020年3月27日 14時) (レス) id: 2c7dc2e191 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年8月11日 7時
