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大「待って下さい…！！」
病院のロビーで、
俺の声なんか聞こえてないみたいにスタスタ歩く男を慌てて追いかけた。
Aと親父さんを会わせるんだ！！とか意気込んで
北斗の父さんにしつこく聞き込んだ結果、
今日やっと目的の人物に会うことができたんだけど…
見事に無視されている。
最初はね、ちゃんと声をかけられたんだよ？
北斗の父さんに教えてもらった通りの時間ぴったりに現れたのは、
いかにも 出来るビジネスマンです みたいな
高そうなスーツのバシッと決まったおじさんで。
この人がAのお父さん。
確かに顔は少しAに似てる。
なのに、全然違うんだ。
上手く言えないけど…
なんか目が違う。
すっごい冷たくて、
何にも関心がない、何もかも諦めたみたいな目。
私に興味ないから。
いつかAに聞いたお父さんとの関係を思い出した。
親子なんだから、本当はそんなことない
きっと大丈夫だ
そんな考え、ちょっと甘かったかも。
すみませんと声をかければ振り返ってくれたものの、
Aの名前を出した途端、
彼は踵を返して足早にここを去ろうとした。
大「えっ、ちょちょちょっ…！」
そんなわけでお話は冒頭に戻るんだけど。
病院を出てもなお どこまでもついてくる俺に、
Aのお父さんは深いため息をついて、
「…わかった。話は聞くだけ聞く。
そこのカフェでいいかい？」
大「！ありがとうございます！！」
根負けしたのか、やっと話を聞いてもらえることになった。
「あの子の彼氏だって言ったね。」
あの子だって。
随分他人みたいに言うんだね。
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綾鷹(プロフ) - 1203さん» ありがとうございます(;_;)泣いて頂きたいお話を書いていたので本当にうれしいです！ (2020年5月5日 23時) (
レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 美月さん» なんてうれしい…(´；ω；`)ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹(プロフ) - 綺星さん» 最後まで読んで下さってありがとうございます！これは私も書き終わった瞬間何かスッと燃え尽きた作品なのでそう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: f953e13246 (このIDを非表示/違反報告)
1203 - めちゃくちゃ泣いてしまいました。素敵な作品ですね。 (2020年4月4日 15時) (レス) id: bea00c8748 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - めちゃくちゃおもしろかったです。 とても感動しました。 (2020年3月27日 14時) (レス) id: 2c7dc2e191 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹
| 作成日時：2019年8月11日 7時
