8話 九条先生と月詠先生とローション ページ11
・
『月詠先生』
「ん？ どうかしたか？」
『保健室に忘れ物…です』
そう言って袋に入ったローションを渡す。
もう一度言うが″ローション″をだ。
「ああ、すまぬな」
そう言って平然とした顔でローションを受け取る。
もう一度言うが″ローション″をだ。
保健室にローション持ち込むってなんなん。いや、確かに月詠先生はローションマニアってどっかから聞いた事あったけども！
お陰でこっちはあのガリ教頭から注意受けたとやけんね！？
『あの、なんでローション持って来るんですか。正直凄く困ってるんですけど』
「授業で使うのだから仕方がない。それにわっちのデスクに置いてたら何かと誤解される」
『そのあんたの代わりにうちが誤解受け取るっちゃけど!!』
「それはまぁわざ……すまぬ」
『今ワザとって言おうとせんかった？ おいコラ』
出来るだけ笑顔を保ちつつ、コメカミをヒクヒクさせながら月詠先生に言う。
「……主は銀八と仲が良すぎるのじゃ！」
『いやなんで急に銀八!!』
「そのままの意味じゃ！ わっちは…わっちは…」
『はよ言えよ!!』
「言わん!!」
『はぁ！？』
頬を赤らめながら「わっちは…」と呟き始めたかと思ったら今度は急にキレだす。気づけば二人でギャーギャーと言い合っていて、二人揃ってガリ教頭に怒られた。
そんな様子を見ていた一年生達は思った。
「「((あの二人ってホントに仲悪かったんだ))」」
9話 九条先生と歓迎遠足�、�←7話 九条先生とジミー君と名前
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - C7U.さん» ありがとうございます！コメント2回目ですよね！？嬉しいです！今作も頑張って書きますね！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 59dd10e08e (このIDを非表示/違反報告)
C7U.(プロフ) - 今作もとても面白かったです！本編もpixivもいつも楽しみにしています！これからも頑張ってください！私もこんな小説が書けるようになりたいです！ (2021年8月16日 17時) (レス) id: a0eb48f8b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時：2021年8月13日 0時
