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itsuki.







「藤原くんって福岡出身なの!?」

樹「うん。北九州。カレンちゃんは?」

「私は糸島!」

樹「じゃあ、逆サイだね。」







出身地が同じで同い年。

自分からは話題をふるのは珍しいなーと思いながら話をする。

俺はポケットからスマホを取り出し、ある写真をカレンちゃんに見せた。







「えっ!?超可愛い!!!マンチカン!?」

樹「そうそう。カレンちゃんの飼ってる猫と一緒。」







俺は実家で飼ってる猫の写真を見せた。

思った通り猫好きだからスマホに食い付くカレンちゃん。

そしてなぜか対抗するように自分の飼ってる猫の写真を見せてくる。







「ホルン可愛いでしょ〜」

樹「なんで“ホルン”って名前にしたの?」

「ホルモンが好きだから!」

樹「えっ!?」

「福岡出身だからってわけじゃないけど、モツが好きなの!で、ホルモンからモをとって“ホルン”!」







予想外すぎて思わず笑っちゃった。

すると俺の顔を見てカレンちゃんが固まってた。







樹「あれ、どうかした?」

「さっき猫ちゃんの話してる時は凄く柔らかくて優しい笑顔だったけど、今は楽しい!って感じの笑顔でさっきの笑った顔とは全然違うなーと思って。なんかどっちも素敵だったから。」







予想外すぎて今度は俺が固まった。





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作者名:LALA | 作成日時:2022年11月11日 22時

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