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『カレンちゃん、飲んでるー?』
「あっ、お疲れ様です!」
藤原くんと話してると何度かドラマ撮影で一緒になったことがあるスタッフさんがやって来た。
うん、この人、酔っぱらってる。
『おっ!藤原くんじゃん!よろしくね!』
樹「こちらこそよろしくお願いします」
『なんの話してたの?』
「地元が一緒だったんで地元ネタで盛り上がってました」
『そっか!そうそう、この酒美味いから持ってきたんだ。飲んでみなよ!』
左手に持ってる飲みかけのお酒はきっとこの人の。
そして右手に持っていた新しいお酒を私に渡してきた。
「すいません、明日朝から雑誌の撮影が控えてるんでお酒は控えてるんですよ。」
『一口だけなら大丈夫でしょ!ほらほら!』
酔う前だったら大体の人が諦めてくれる。
今の時代、セクハラだのパワハラだの色々あるから無理強いしてくる人はいない。
でも、酔った人は話が別だ。
いつもはマネージャーがなんとかしてくれるけど肝心のマネージャーも近くにいない。
『一口だけなら撮影にも影響でないから大丈夫だって!』
「いや、本当にごめんなさい、」
樹「あ、「いいかげんにしてください」」
どうしようか困ってると藤原くんの声を遮ってある人の声がした。
その瞬間、一気に安心した。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年11月11日 22時